11月
2010/11/01
~日本の 伝統・行事 紹介~
◆七五三~しちごさん~◆
子どもの成長の節目を祝う行事。男の子は数えで3・5歳、女の子は数えで3・7歳に成長を祝い、寺社に参詣します。
3歳 髪をのばす「髪置(かみおき)」
5歳 初めて袴をつける「袴着(はかまぎ)」
7歳 本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解(おびとき)」
の節目をそれぞれ祝います。
旧暦の11月は「実りを感謝する月」、旧暦毎月の15日は「鬼が出歩かない日」で「何をするにも吉」とされる日なので、11月15日に七五三を祝うようになりました。しかし、今日では、10~11月に行うようになっています。
七五三といえば「千歳飴(ちとせあめ)」。長寿の願いを込めて細く長く作られ、縁起が良い紅白に着色されています。鶴亀や松竹梅などの縁起が良い図案の袋に入っています。
祝いの日の食事には、赤飯や寿司、鯛などのめでたい料理の他に、最近では、子どもが好きなハンバーグやスパゲティなどの料理も並ぶようです。
◆紅葉~こうよう~◆
今年の夏は、最高気温が35度以上となる猛暑日が続きました。9月に入っても日中は30度以上、10月に入っても日中は25度近くなることがありましたが、朝晩は涼しくなり、紅葉が見られ始めているようです。
日本では、寒暖の差がはっきりしているため四季があります。同じ場所でも、季節によって空や山、田畑、海の色が違い、景色が違って見えます。春の桜~新緑~夏の入道雲~秋の落葉や紅葉~冬の雪~と自然の色が変化します。紅葉で山々が色づく秋の景色は特にきれいですね。(温暖化の影響で変化がみられるようですが・・・)
料理名にも紅葉をイメージさせるものがあるので紹介します。
◎竜田揚げ
油で揚げると、醤油の色が紅葉のような色合いになる。紅葉で有名な京都の竜田山が名前の由来。
◎吹き寄せ
きのこや銀杏、人参、栗などを盛り合わせ、紅葉で色づいた葉が吹き寄せられた景色を表現。
◎もみじおろし
大根と唐辛子をいっしょにおろした朱色の大根おろし。モミジの赤を連想させる鍋物の薬味。
他に和菓子では、松茸や柿、菊、栗など季節の植物をかたどったもの、ススキやウサギ、月、紅葉などの風景を写したものなど様々な季節の表現方法があります。
~静岡市 旬の食材 紹介~
◆銀杏~ぎんなん~◆
旬 →11~12月
産地→清水区八木間、興津
独特の香りとうま味、食感があり、秋を感じさせる食べ物です。実の中の殻に包まれた胚乳の部分を食べます。果肉は香りがきつく食用にはなりません。
デンプン質で、ビタミンB1やビタミンC、鮮やかな緑色にはカロテンも含まれます。
殻のまま紙袋に入れ、口を折って電子レンジで1~2分温めると、殻が割れて簡単に食べられます。そのまま食べるだけでなく、茶碗蒸しや炊き込みご飯、炒め物、煮物、和え物の彩りにも使えます。
◆麻機蓮根~あさはたれんこん~◆
旬 →11月~
産地→葵区麻機(あさはた)地区
ふっくらしていて節が細く、粘りが強く糸を引き、甘味やうま味が強いのが特徴。高級蓮根としても有名です。江戸時代には、徳川家康も食べたようです。
蓮根は、ビタミンCや食物繊維を多く含みます。また、糸を引く粘り成分は「ムチン」というもので、粘膜を強くしたり、血糖値を安定させたりという働きをするといわれています。
蓮根そのままの味を味わうには「焼き蓮根」がおすすめ。テフロン加工のフライパンや魚焼きグリルなどを使ってじっくり焼くと、蓮根の甘味がでてきます。そのままでも、鰹節としょうゆや塩をかけてでもお好みの食べ方で味わってください。
泥付きで売っていることが多い麻機蓮根

◆トマト レッドオーレ◆
旬 →10月~
産地→清水区三保地区
トマトは夏の野菜ですが、清水の三保地区で栽培されている「レッドオーレ」はハウス栽培のため一年中収穫されています。もともと甘い品種ですが、寒い時期のほうが水分調節がしやすので甘味が増します。
~食と健康の ひとこと~
合言葉は・・・「ひみこのはがいーぜ!」
これは、噛むことの8大効用を標語にしたものです。「ひみこ」というのは、はるか昔、弥生時代の邪馬台国の女王「卑弥呼」です。
卑弥呼の時代には、1回の食事で4000回ほど噛んでいたようです。しかし、現代では、その6分の1の620回、食事の時間も51分から11分と非常に短くなっているそうです。
食べ物を咀嚼する(噛む)ということは、食べ物を消化しやすいように噛み砕くだけでなく、身体全体を活性化させるとても重要な働きを持っています。
よく噛んで食べると、身体に良い効果がいっぱいあります。
「ひ」 →肥満防止
「み」 →味覚の発達
「こ」 →言葉の発音がはっきりする
「の」 →脳の発達
「は」 →歯の病気を防ぐ
「が」 →ガンの予防
「いー」→胃腸の働きを良くする
「ぜ」 →全身の体力向上を全力投球
11月8日は「いい歯の日」です。四季だより7月には「噛ミング30(かみんぐさんまる)」について書きました。歯や口の健康について興味のある方は、こちらもご覧ください。
◆七五三~しちごさん~◆
子どもの成長の節目を祝う行事。男の子は数えで3・5歳、女の子は数えで3・7歳に成長を祝い、寺社に参詣します。
3歳 髪をのばす「髪置(かみおき)」
5歳 初めて袴をつける「袴着(はかまぎ)」
7歳 本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解(おびとき)」
の節目をそれぞれ祝います。
旧暦の11月は「実りを感謝する月」、旧暦毎月の15日は「鬼が出歩かない日」で「何をするにも吉」とされる日なので、11月15日に七五三を祝うようになりました。しかし、今日では、10~11月に行うようになっています。
七五三といえば「千歳飴(ちとせあめ)」。長寿の願いを込めて細く長く作られ、縁起が良い紅白に着色されています。鶴亀や松竹梅などの縁起が良い図案の袋に入っています。
祝いの日の食事には、赤飯や寿司、鯛などのめでたい料理の他に、最近では、子どもが好きなハンバーグやスパゲティなどの料理も並ぶようです。
◆紅葉~こうよう~◆
今年の夏は、最高気温が35度以上となる猛暑日が続きました。9月に入っても日中は30度以上、10月に入っても日中は25度近くなることがありましたが、朝晩は涼しくなり、紅葉が見られ始めているようです。
日本では、寒暖の差がはっきりしているため四季があります。同じ場所でも、季節によって空や山、田畑、海の色が違い、景色が違って見えます。春の桜~新緑~夏の入道雲~秋の落葉や紅葉~冬の雪~と自然の色が変化します。紅葉で山々が色づく秋の景色は特にきれいですね。(温暖化の影響で変化がみられるようですが・・・)
料理名にも紅葉をイメージさせるものがあるので紹介します。
◎竜田揚げ
油で揚げると、醤油の色が紅葉のような色合いになる。紅葉で有名な京都の竜田山が名前の由来。
◎吹き寄せ
きのこや銀杏、人参、栗などを盛り合わせ、紅葉で色づいた葉が吹き寄せられた景色を表現。
◎もみじおろし
大根と唐辛子をいっしょにおろした朱色の大根おろし。モミジの赤を連想させる鍋物の薬味。
他に和菓子では、松茸や柿、菊、栗など季節の植物をかたどったもの、ススキやウサギ、月、紅葉などの風景を写したものなど様々な季節の表現方法があります。
~静岡市 旬の食材 紹介~
◆銀杏~ぎんなん~◆
旬 →11~12月
産地→清水区八木間、興津
独特の香りとうま味、食感があり、秋を感じさせる食べ物です。実の中の殻に包まれた胚乳の部分を食べます。果肉は香りがきつく食用にはなりません。
デンプン質で、ビタミンB1やビタミンC、鮮やかな緑色にはカロテンも含まれます。
殻のまま紙袋に入れ、口を折って電子レンジで1~2分温めると、殻が割れて簡単に食べられます。そのまま食べるだけでなく、茶碗蒸しや炊き込みご飯、炒め物、煮物、和え物の彩りにも使えます。
◆麻機蓮根~あさはたれんこん~◆
旬 →11月~
産地→葵区麻機(あさはた)地区
ふっくらしていて節が細く、粘りが強く糸を引き、甘味やうま味が強いのが特徴。高級蓮根としても有名です。江戸時代には、徳川家康も食べたようです。
蓮根は、ビタミンCや食物繊維を多く含みます。また、糸を引く粘り成分は「ムチン」というもので、粘膜を強くしたり、血糖値を安定させたりという働きをするといわれています。
蓮根そのままの味を味わうには「焼き蓮根」がおすすめ。テフロン加工のフライパンや魚焼きグリルなどを使ってじっくり焼くと、蓮根の甘味がでてきます。そのままでも、鰹節としょうゆや塩をかけてでもお好みの食べ方で味わってください。
泥付きで売っていることが多い麻機蓮根


◆トマト レッドオーレ◆
旬 →10月~
産地→清水区三保地区
トマトは夏の野菜ですが、清水の三保地区で栽培されている「レッドオーレ」はハウス栽培のため一年中収穫されています。もともと甘い品種ですが、寒い時期のほうが水分調節がしやすので甘味が増します。

~食と健康の ひとこと~
合言葉は・・・「ひみこのはがいーぜ!」
これは、噛むことの8大効用を標語にしたものです。「ひみこ」というのは、はるか昔、弥生時代の邪馬台国の女王「卑弥呼」です。
卑弥呼の時代には、1回の食事で4000回ほど噛んでいたようです。しかし、現代では、その6分の1の620回、食事の時間も51分から11分と非常に短くなっているそうです。
食べ物を咀嚼する(噛む)ということは、食べ物を消化しやすいように噛み砕くだけでなく、身体全体を活性化させるとても重要な働きを持っています。
よく噛んで食べると、身体に良い効果がいっぱいあります。
「ひ」 →肥満防止
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「が」 →ガンの予防
「いー」→胃腸の働きを良くする
「ぜ」 →全身の体力向上を全力投球
11月8日は「いい歯の日」です。四季だより7月には「噛ミング30(かみんぐさんまる)」について書きました。歯や口の健康について興味のある方は、こちらもご覧ください。
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