たべしずねっと ~静岡市食の安全・安心ホームページ~

8月

2010/08/01

~日本の伝統・行事 紹介~

◆お盆◆
 お盆は、ご先祖が家に帰ってくる期間です。地域により、7月15日または8月15日に行います。仕事をしている方は、8月15日を中心に数日間をお盆休みとして休むところが多いですね。実家に帰り、お墓参りに出かける方も多いと思います。

 お盆に行われることは…
◎迎え火
 13日の夕刻に家の前で火を焚き、ご先祖を迎える。
◎送り火
 16日の夕刻に家の前で火を焚き、ご先祖を見送る。
 送り火として、京都の五山送り火(大文字焼など)が有名。
◎精霊馬(しょうりょうま)
 キュウリとナスで馬と牛を作る。
 馬は、ご先祖が乗って帰るために、牛は、お供え物を積んで帰るためのもの。
 (馬は13日に家に早く帰るために、牛は16日に少しでも遅く戻るために という説もある)
◎盆踊り
 もともとは、15日の翌日の16日に行われる行事。
 地獄で受苦を免れた亡者たちが、喜んでいる様子を模したもの。

 お盆には、生花や砂糖菓子(花や果物の形をしたもの)、季節の果物などを供えます。東海・甲信越地方では、安倍川餅(あべかわもち:きなこ餅)を供える地域があるようです。地域によって、様々な特色がありますね。

 

◆グリーンカーテン◆
 窓全体にネットを張り巡らせ、ツル植物をからませて窓を覆い、日差しを遮ります。
 室内の温度が上がるのを防ぎ、植物の葉が周りの空気の熱を奪うことで周囲の空気も下げます。エアコンなどの電化製品の使用時間を減らすエコ活動として、会社や家庭で行われることが増えているようです。
 ツル植物には、涼しげな花が咲くアサガオや実がなるゴーヤやヘチマなどが使われます。ゴーヤは夏が旬の野菜。環境問題に取り組みながら旬の野菜が収穫できる考えると、お得に感じませんか?

            
       ゴーヤのグリーンカーテン。トンネルになっています。ゴーヤはギザギザした葉をもち、小さな黄色い花が咲きます。

 

~静岡市 旬の食材 紹介~

 

◆ゴーヤ◆
  旬 →7~8月
  産地→最近では静岡市でも栽培している
      もともとは沖縄野菜

 緑は濃いけれど淡色野菜。加熱調理に強いビタミンCを豊富に含みます。
 ゴーヤといえば、苦味が特徴。この苦味は、胃腸を刺激して消化液の分泌を増やし、食欲を増進させます。
 苦味が苦手な人は…薄く切る、塩でもむ、水にさらす、下ゆでする、多めの油で炒める…などで苦味が和らぎます。でも、そのまま調理に使うほうが、ゴーヤが持つ旨味や栄養素の損失が少ないので、食べ慣れることをおすすめします。

                
     ゴーヤ。表面はイボイボです。縦半分に切り、中の種を取り除いて、料理します。

 

◆枝豆◆
  旬 →7~8月
  産地→清水区駒越、三保地区では、一年間を通してハウス栽培している
      ハウス栽培は、「駒豆」や「一粒ちゃん」の商品名で出ている
      他にも、露地ものも静岡市内で栽培している

 枝豆は、未熟な大豆を収穫したもの。緑が濃いので、カロテンやビタミンCを多く含む緑黄色野菜の面と、タンパク質が豊富な大豆の面を持ち合わせます。でも、未熟な豆なので、大豆よりも消化が悪いという面もあります。胃や腸の調子が悪い時には食べ過ぎに注意しましょう。
 枝豆といえば、「塩ゆで」おつまみの定番ですが、和えものや煮物、炒め物、かき揚げに加えると彩がきれいです。また、炊いたご飯に混ぜて、枝豆ごはんにしても、緑が鮮やかなご飯になります。

            
            駒豆は、このように店頭に並んでいます。

 

~食と健康の ひとこと~

 

 気温が高く、ほんの少し体を動かしただけでも、汗がでてきます。汗をかくと、のどが渇きます。このとき、体のなかではどんなことが起こっているのでしょか?
◎汗
 体温の上昇を汗が感知すると、血液中の水分を皮膚に放出。これが汗。汗が蒸発するときに、体の表面の熱を奪い、体温調節をする。
◎のどが渇く
 水分が汗となって体外にでてしまうと、血液や細胞外液の濃度が濃くなる。これは、体内のバランスが崩れて、体の機能がうまく働かない状態。もとに戻すためには、水分を補給して濃度を元に戻すことが必要。のどが渇くことは、体内のバランスをとろうとする体からのサイン。

 気温が高くなる夏、運動後、入浴後などは、体から失われる水分量が非常に多くなります。一度にたくさんの水分を飲むよりも、数回に分けて飲むほうが体にとって良いので、こまめに水分補給をしましょう。
 
                  

※アルコールは、体内の水分を外に排出させます。
 水分補給は、アルコール以外のものにしましょう。

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