クイズに挑戦!の答え
2011/05/23
問題: 食中毒を起こす細菌が増えた食べもの、見分け方は?
答え: わからない
解説:
食中毒を起こす菌と食べものを腐らせる菌は別の種類なので、食中毒菌が増えても味やにおいは変わりません。だからこそ、食中毒予防三原則「つけない」(手洗い、ラップをかける)、「ふやさない」(低温での保存、早めに食べる)、「やっつける」(加熱調理、器具の消毒)が大切なのです。
問題: サルモネラってどこにいる?
答え: 割っておいた卵
解説:
サルモネラは食中毒の原因になる代表的な細菌です。多くの陸上動物が持っていますが、卵の殻についていた菌が、卵の中に入って増えてしまい、食中毒になるケースが多いです。ボールなどに生卵を割っておく場合は、保管する温度に注意してください。
問題: カンピロバクターはどこにいる?
答え: レバ刺し
解説:
鶏肉や牛レバーを生で食べて、食中毒になるケースが増えています。カンピロバクターは空気中では長くは生きられませんが、逆に言えば新鮮な肉ほど元気な菌がついていることになります。発症までの期間が比較的長く、一週間ほどかかる場合もあります。
問題: 病原性大腸菌、O-157やO-111はどこにいる?
答え: レバ刺し
解説:
病原性大腸菌は牛の腸内にいたものが、食肉処理の過程で牛肉や牛レバーの表面についてしまいます。また、胆管の中にも菌がいるので、レバーの表面だけを加熱しても内部の菌は殺せません。幼児や高齢者では重症になりやすく、注意が必要です。
問題: 生魚で食中毒を起こす細菌、腸炎ビブリオが他の菌よりすごいのはどんなところ?
答え: 増える早さ3倍!
解説:
腸炎ビブリオは海中を浮遊していて、魚介類の表面についてきます。増殖速度が速く、さしみなどを高温の場所に放置することで、わずかな時間でも食中毒を起こす数に増えてしまいます。真水には弱く、水道水で表面をよく洗い、低温で保管することが予防に有効です。
問題: ノロウィルスの大きさは?
答え: 細菌の100分の1
解説:
ウイルスは、細菌とは全く別の生物です。ノロウイルスは生ガキ、患者の便や吐しゃ物で汚染された手などから感染しますが、人によっては症状が出ず、自覚なく他の人にうつしてしまって感染が広がるケースが多いです。消毒や乾燥に強く、アルコール消毒も効きません。手を石けんでよく洗い、汚れと一緒にウイルスを落とすことが一番の予防策です。
問題: ある学者さんが、トイレでお尻をふくとき、紙を何枚重ねたら手に細菌がつかないか実験しました。さて結果は?
答え: 36枚!
解説:
細菌はとても小さいので、多少の水分があればトイレットペーパーの繊維の隙間を通り抜けてしまいます。だからといってたくさん紙を重ねるのはもったいないので、トイレのあとの手洗いをきちんとしましょう。
問題: 冷蔵庫のとびらを1分間開けっぱなしにすると、元の温度にもどるのにどのくらいかかる?
答え: 20分
解説:
冷蔵庫の性能にもよりますが、だいたいこのくらいかかると考えられています。20分あればサルモネラ等は2倍に増殖できます。冷蔵庫の開放時間はなるべく短くしましょう。
問題: 賞味期限切れの食べものをお店で売ったら、法律違反?
答え: 法律違反ではない
解説:
体に悪い影響を及ぼす恐れのある食品は、製造・販売が法律で禁止されていますが、賞味期限は食べものの作りたてのおいしさが保たれる目安なので、過ぎたからといって直ちに健康に悪影響を及ぼすものではありません。一方、消費期限は衛生上の安全が保たれる期間ですが、これも製造者が安全を見込んで余裕を持たせて設定しているため、過ぎた物を売っても法律違反にはなりません。ただ、買ってから食べるまでの衛生状態はまちまちなので、表示された保存方法を守り、消費期限までに食べましょう。
問題: カロリー0(ゼロ)と書かれた食品のカロリーは、本当に0?
答え: 0ではない
解説:
健康増進法では、100g(飲料は100ml)あたり5kcal未満であれば、「0」と表示してもよいことになっています。また、「ノンシュガー」という表示は砂糖が含まれていないことを表すもので、カロリーがないわけではありません。
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