平成25年3月17日（日）14時から、アイセル２１　１階ホールにて、落語家でもあり医師でもある立川らく朝氏による「ドクターらく朝の一笑健康　ヘルシートーク＆健康落語」を開催しました。
　立川らく朝氏は、内科医としての長い経験を活かし、健康と落語をミックスした新しいジャンルを確立し、ヘルシートークや健康落語の講演を全国で行っています。

　ヘルシートークは、「笑うことが健康の秘訣」をテーマに話をしていただきました。戦後、高カロリー食である洋食と自家用車の普及によるカロリーの摂り過ぎと運動不足が原因で増加した疾病が糖尿病であること、ガンの死亡率が高いこと、動脈硬化による心筋梗塞や脳卒中が近年増加していることなどの、日本における疾病の現状を話し、これら疾病を予防するのが「ナチュラルキラー細胞」であること、この細胞は笑うと体内で増えることなどを笑いを交え、わかりやすく伝えていただきました。１日の最後は、「あはは」と大きな声で笑って健康になろう！（うそ笑いでも効果があるそうです）

　　

　健康落語では、病院でのできごとを紹介しながら、落語が展開されました。「食が健康に大きく関わっていることを伝えてほしい」というリクエストに答えて、「糖尿病」がテーマとなっている落語を披露していただきました。
　まずは、糖尿病とはどんな状態なのか、糖尿病になったら何が必要なのかを聞きました。一番重要なのは、食事のカロリー制限！ここから糖尿病専門病棟で入院生活を送る患者たちを主人公とした落語が始まります。糖尿病食だけではお腹がすいてしまう患者たちが立てる計画は成功するのか・・・糖尿病患者にエールを送る落語です。
　この講演を聞いた観客の皆さんには、たくさん笑ってナチュラルキラー細胞を増やしていただけたと同時に、自分の食生活について考える時間となったと感じています。