7月
2010/07/01
~日本の 伝統・行事 紹介~
◆七夕◆
五色のたん短冊や紙飾りを、邪気を払うという笹に結び付けて七夕飾りを作ります。
・五色の短冊→緑(青)、赤、黄、白、黒(紫)
・色紙で作る紙飾り
「紙衣 →裁縫の腕があがるように」
「吹き流し→機織の上達」
「 網 →豊漁を願う」
「折り鶴 →家族の長生き」 など・・・それぞれに意味があります。
そして、キュウリやナス、カボチャ、スイカなど初物の夏野菜や果物、小麦製品を供える風習があります。また、各地特有の団子を供える地域もあるようです。七夕では旬の食材を使った料理や赤飯、ソーメンを食べる地域が多いようです。
静岡市では、地域により新暦または旧暦で七夕を行います。新暦の7月7日前後には、清水区で七夕まつり開催され、笹飾りコンクールが行われます。
また、里芋の葉に溜まった朝露で墨をすり、短冊に願い事を書いたり、田畑に七夕様が降臨するという云われから田畑に笹飾りを飾ったなどの古い風習があったようです。しかし、最近では見られなくなった行事に寂しさを感じますね。
◆土用の丑の日◆
ことしの土用の丑の日は7月26日です。「土用」は春夏秋冬の4回あり、中でも夏の土用は「土用照り」「暑気あたり」という言葉があるほど過ごしにくいので、「精のつくもの」を食べる習慣がみられ、ウナギやハモ、アナゴなどの魚類の長ものが尊ばれてきました。
特にウナギは、ビタミンB群と良質のタンパク質が豊富に含まれ、食欲が落ちる夏に食べるのに適しています。万葉集の時代からウナギは滋養食として知られていましたが、土用の丑の日にウナギを食べる風習は、江戸時代から始まったようです。
今では、脂がのった養殖ウナギを1年中食べることができますが、天然のウナギの旬は秋です。冬眠に備え、栄養分を蓄える時期だからです。
~静岡市 旬の食材 紹介~
◆鮎(アユ)◆
旬 →春~機まで味わうことができる魚
産地→興津川、藁科川、安倍川
静岡市清水区の興津川は、東日本で最初に鮎釣りが解禁となる川。解禁日には毎年、大勢の釣り人で賑わいます。今年は5月20日が解禁日。
「若鮎」の時期は、川の苔を食べているので最も香りがよく(キュウリのような爽やかな香り)、塩焼きが美味しい時期です。
塩焼きの他に、小さなものは天ぷらやフライに、甘露煮、ムニエル、姿寿司、焼き干しなどの料理で味わうことができます。
冷凍保存するときは、ぬめりを洗い、内臓を取り除いて冷凍しましょう。
◆折戸ナス◆
旬 →夏
産地→静岡市清水区 折戸地区
徳川家に献上されたとされる丸ナス。100年もの間、途絶えていましたが、復活させて出荷が始まりました。
風味豊かで濃厚なうまみがあり、肉質がしっかりしているので、煮ても焼いてもよいそうです。
ナスの皮の紫色はナスニン。強い抗酸化作用(※)があります。水溶性なので、水に溶け出してしまいますが、油を使うとそのままとどまります。ナスは油と相性がよく、揚げると甘味とうま味が増します。
折戸ナスは、コロッとした形がかわいらしい、小ぶりの丸ナスです。
◆トマト◆
旬 →夏
産地→静岡市清水区三保地区、折戸地区(優美、レッドオーレなど甘味が強い品種)
夏のトマトは、甘味や酸味といったトマト本来の味が強く出ていて、冷やして食べると、水分や甘味、酸味がとてもおいしく感じられます。
トマトの赤い色は「リコピン」用抗酸化作(※)があります。熱に強く、煮ても焼いても抗酸化作用に変化がありません。また、カロテンという脂溶性ビタミンを多く含むので、脂との相性がよい野菜です。
旬で価格が安い時期にソース用に購入し、冷凍保存をしておくことができます。水洗いしてヘタを取り、保存用袋に入れて冷凍保存。皮は簡単にむけるので、時間がある時に鍋で煮詰めてトマトピューレを作っておくと、ソースやスープ、炒め物などに利用できます。
(※)抗酸化作用
酸化に抵抗すること。日常では、鉄がさびたり、かわをむいたリンゴが茶色くなるのが酸化。私たちの体の中でも、同じようなことが起こっています。それは老化・・・運動機能低下や体内の機能低下だけでなく、病気を引き起こすこともあります。
抗酸化作用のあるものは、ビタミンCやビタミンEです。ビタミンCは果物や野菜に多く含まれ、ビタミンEは油脂類やナッツ類に多く含まれます。食生活に上手に取り入れたいですね。
これはミニトマトですが・・・トマトの実はこのように生ります
~食と健康の ひとこと~
「噛ミング30(さんまる)」を知っていますか?
「噛ミング30」は、ひと口で30回以上噛むことを目標にした運動で、2009年6月に厚生労働省が提唱しました。噛む回数だけでなく、しっかりと噛むことをきっかけに、食べ方や歯、口の健康についての食育を推進していこうという取り組みです。
よく噛んで食べると・・・
①歯の発達、機能維持 ②食べ過ぎ防止 ③肥満防止 ④窒息防止 ⑤おいしさ増進 ⑥むし歯や歯周病の予防・・・など良いことがたくさんあります。
意識的に30回以上噛もうとすると、ストレスがたまってしまい、食事が楽しくなくなります。そこでおススメなのが、食事を楽しむことを大前提に、まずはいつもより5回多く噛んでみてください。5回なら・・・できそうでしょう??
◆歯科衛生士より◆
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