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12月

2011/11/24

~食べごろ!旬の食材紹介~

◆里芋~さといも~◆

 じねんじょや大和芋などの山の芋に対して、里で栽培されるので「里芋」と名がつきました。
 ぬめりが特徴の里芋。このぬめりには「ムチン」という成分が含まれていて、胃腸を守る働きがあります。また、食物繊維が豊富で、芋の中では最も低カロリーな芋です。
 小さな小芋は塩ゆでにしてそのまま食べると、里芋の香りと甘みを感じます。煮物や汁物、味噌田楽などの和食料理の他に、コロッケやグラタン、ポトフなどの洋食料理にもあいます。
 里芋は泥がついたものの方が長く持ちます。低温と乾燥を嫌うので、新聞紙に包んで冷暗所に保管しましょう。


【かんたん・里芋グラタン】を紹介します
〈材料 2人分〉
 ・里芋   ・・・250g
 ・玉ねぎ ・・・・ 50g
 ・しいたけ ・・・ 2枚
 ・ロースハム・・・2枚
 ・牛乳   ・・・・適宜
 ・塩、コショウ・・少々
 ・粉チーズまたは
   とろけるチーズ・・・適量
〈作り方〉
①里芋は皮をむいて5mmほどの厚さに切り、塩もみをして水洗いをしてぬめりをとる。玉ねぎとしいたけは薄切り、ロースハムは短冊きりにする。
②鍋に①を入れ、ひたひたくらいに牛乳を加えて火にかける。沸騰したら塩、コショウを加え、弱火~中火で煮ながら煮汁を煮詰めていく。(吹きこぼれないように火加減を調節。また、鍋底が焦げ付きやすいので注意)
耐熱容器に②を入れ、チーズをかけてオーブントースターで焼く。チーズに焼き色がついたらできあがり。

 

 

 

 

 

耐熱容器→直径10cmのココット皿を2個使用

 

 

◆春菊~しゅぎく~◆

 独特な香りを持ち、鍋料理にかかせない野菜。この香りには、胃腸の働きを促進する作用があるので、消化を助けて胃もたれを解消し、食欲を増進させます。また、βカロテンやカルシウムは、ホウレン草やにら、ブロッコリーよりも豊富に含まれています。
 あく抜きは必要ないので、そのまま鍋料理に使いましょう。鍋料理の他に、和え物やサラダなどに・・・サラダには軟らかい葉を生のまま、和え物はサッとゆでてゴマ和えやお浸しに。茎が太いときには、茎に切り込みを入れてゆでると早くゆであがります。(茎が細いものの方が葉が軟らかい)

 

 

~知りたい!食の基本~

◆箸(はし)の使い方◆

 12月や1月は1年の節目となる月。大勢で集まって食事をする機会が多くなります。普段、食事のときになにげなく使っている箸ですが、箸の使い方にはマナーがあります。こんな使い方はしていませんか?
 
 ○ねぶりばし・・・箸をなめる
 ○迷いばし ・・・どの料理にしようか迷って、料理の上で箸をあちこち動かす
 ○変わりばし・・・食べようとして箸をつけたのに気が変わってやめる
 ○さぐりばし・・・器の中を箸で掘り返して探る
 ○刺しばし ・・・料理に箸を突き刺して食べる
 ○寄せばし ・・・箸で器を動かす
 ○たたきばし・・・箸で器やテーブルをたたく
 ○せせりばし・・・箸を楊枝代わりにする

 他にもありますが、これらはすべてマナー違反。食事のときに箸を使うのは日本の文化。美しい姿で食べるためにも、自分の箸の使い方を気にしてみましょう。