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11月

2011/10/28

~食べごろ!旬の食材紹介~

 ◆さつま芋◆

 秋に収穫され、この時期は「金時」「紅あずま」「安納いも」「紫芋」などいろいろな種類のさつま芋を店頭で見かけます。

 写真は 左が金時、右が紫芋

 

 

 

 

 食物繊維を多く含んでいるので整腸作用が期待できます。食物繊維は皮の部分に多く含まれているので、皮ごと食べる方がよりたくさんの食物繊維を摂ることができます。また、加熱に強いビタミンCを多く含み、デンプン質で腹もちが良いのも特徴です。
 さつま芋料理の中でも、焼き芋は香りが良くて甘味が強くおいしいですね。さつま芋は時間をかけて加熱すると、デンプンが糖に分解されて甘味が強くなります。そのため、ゆっくり加熱される焼き芋は、甘味が出ておいしくなります。
 

 

 ◆かぶ◆

 寒くなる今頃から春までがおいしい時期です。
 小かぶと呼ばれる小ぶりなものが一般的ですが、他にも、京都の大きな「聖護院かぶ」は「千枚漬け」として、岐阜や山形の「赤かぶ」は「漬けもの」として有名です。
 かぶは、白い根の部分に葉の部分がついた状態で店頭で販売されています。葉の部分は緑黄色野菜なのでカロテンやカルシウムを多く含み、根の部分は消化を助けるアミラーゼという酵素を含んでいます。含む栄養素が違うので、葉の部分と根の部分の両方を食べたい野菜です。
 葉の部分は、サッとゆでて和え物や炒め物、小口に刻んで汁物や漬け物に使えます。白い根の部分は、そのまま漬物や酢の物、また、煮物やバター炒めスープ、シチューなどの加熱料理にといろいろな料理に使えます。根の部分は、加熱すると甘味がでますが、煮崩れやすいので注意しましょう。

 

~知りたい!食の基本~

 ◆お米の計量◆
 
新米の季節です。炊きたてのご飯はモチッとしていて甘味があり、とてもおいしいですね。
 お米を計るときは、「g(グラム)」ではなく「合(ごう)」という単位で表します。「合」は昔の計り方である「尺貫法(しゃっかんほう)」の名残です。
 炊飯器付属の計量カップを見てください。「1カップ=180cc」です。料理に使う計量カップは「1カップ=200cc」なので大きさが違います。同じ「1カップ」という表現でも量が違うので注意してください。
 お米 1合=180cc=150g です。量の単位が違うお米。専用のカップが無い時の参考にしてください。