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4月

2011/03/31

~日本の 伝統・行事 紹介~

◆花祭り◆
 4月8日の「お釈迦様の誕生日」を祝う日です。咲き誇る花の中でお釈迦様は生まれたという言い伝えから花を飾ります。
 花祭りでは、お釈迦様の仏像に甘茶を3回かけて拝み、参拝後は甘茶を飲みます。甘茶をかけるのは、お釈迦様の誕生の際に天から9頭の竜が香ばしい水を注ぎ産湯としたという言い伝えによります。
 
【甘茶】
 アマチャまたはアマチャヅルチャの若い葉を蒸してもみ、乾燥させたものを煎じたお茶。黄褐色で甘味があります。

 4月は大きな伝統行事はありませんが、進学や就職、異動などがあり、新しい生活が始まる季節です。それぞれの生活の中で、新たな節目を迎える方も多いのではないでしょうか。


~静岡市 旬の食材 紹介~

◆葉生姜◆
 
   旬 →3~7月
   産地→静岡市駿河区久能地区

 葉付きの「葉生姜」は生姜が成長する前のものです。ピンク色と軟らかく辛みが少ない味が特徴で、そのまま味噌をつけて食べます。たくさん食べられるものではないので、摂取できる栄養素は少ないですが、生姜には身体を温めたり、食欲増進の効果があります。
 最近では、生姜をそのまま食べるだけでなく、天ぷらや炊き込みご飯、ゼリー、ジャムなどにも調理するようです。
 葉の部分は食べられませんが、脱臭効果があるので束ねて冷蔵庫に入れてもよいでしょう。(一週間くらいが目安です)
        

◎生姜の甘酢漬け の作り方を紹介します
(材料)
 ・葉生姜・・・4本
 ・ 酢  ・・・大さじ2
 ・ 砂糖・・・大さじ11/2~2
 ・ 塩 ・・・ 少々
(作り方)
 ①調味料を合わせて甘酢を作る
 ②葉生姜は皮をむき、熱湯でさっと湯通しする(生姜はそのままでもスライスしてもよい)
 ③生姜は熱いまま①に漬ける(熱いまま漬けると、淡いピンク色になる)
     



~食と健康の ひとこと~
 春は新しい生活が始まります。生活が変化すると、食生活も変化します。給食が終わる、一人暮らしが始まるという人は特に注意したください。
 ついつい好きなものを食べてしまう、とりあえず空腹を解消するという食べ方では体調を崩してしまいます。毎食バランスよくは難しいですが、一日の中でいろいろな栄養素を摂れるような食品を食べるといいですね。

 食品を栄養素別に分けると・・・
◎ごはん、パン、麺類(主食)
 エネルギーの素→体や脳を動かす糖質を多く含む
 おにぎりや食パン、ロールパンなど簡単に食べられるものでいいので、毎食食べたい食品です。菓子パンは砂糖や油脂を多く使っているのでカロリーが高く、主食というより菓子に近いものなので食べ過ぎに注意しましょう。

◎魚・肉・卵・大豆 料理(主菜)
 筋肉や血の源→体をつくるたんぱく質を多く含む
 摂りやすい食品なので若い人は摂りすぎに、反対に高齢の人やダイエットをしている人には不足に注意しましょう。保存がきき調理しやすい肉加工品のウインナーやハム、ベーコンは脂が多くカロリーが高い食品です。

◎野菜・きのこ・芋・海藻 料理(副菜)
 体調を調節→体の調子を整えるビタミンを多く含む
 ビタミンやミネラルは体の中で作り出せない栄養素なので、毎日欠かさず副菜は食べたいものです。コンビニや外食、インスタント食品の利用が多い人や食事時間が不規則になる人はビタミンが不足しやすいので、副菜を一品追加したり、野菜が入っている料理を選びましょう。

※朝、料理を作る時間やゆっくり食べる時間がない、仕事で夕食の時間が遅くなるという人は、栄養補助食品を利用してはいかがでしょうか。栄養補助食品には、エネルギー補給のみできるものや、糖質・タンパク質・脂質がバランスよく含まれているものなどがあるので、お菓子を食べるよりもよいでしょう。