1月
2010/12/22
~日本の 伝統・行事 紹介~
◆正月◆
歳神様を迎え、その年を祝う日本で最も重要な行事です。
正月には、古くから残る行事や行事食が今でも多く残ります。初日の出、初詣、鏡餅、雑煮、おせち料理、初夢、七草がゆ、鏡開き、どんど焼き・・・などがあります。それぞれの地域や家庭で、毎年行われる行事もあるのではないでしょうか。
正月の「食」といえば、「雑煮」と「おせち料理」ですね。この二つについて紹介します。
☆雑煮☆
餅は、昔から稲の霊力を宿した馳走とされ、正月には欠かせないものです。鏡餅として神様に供え、雑煮として朝食に食べます。
雑煮の餅は、角餅(のし餅)、丸餅、あん餅と日本各地で違いがあります。静岡では角餅(のし餅)を使い、すまし汁(しょうゆ味)で具材といっしょに餅を煮ます。餅以外の具材は、大根、青菜、里芋などの野菜のみで、盛り付け後にかつお節をかけるのが静岡で古くから食べられてきた雑煮です。
みなさんの家庭では、どのような餅や具材、作り方で雑煮を作りますか?

静岡の雑煮(角餅、大根、青菜、かつお節)
☆おせち料理☆
最近では、和・洋・中といろいろな料理が盛り付けられたおせち料理があります。しかし、古くから作られてきたおせち料理には、願いが込められ、それを食べる意味があります。
古くから作られてきたおせち料理には、こんな料理があります。
◎かずのこ →ニシンの卵の塩漬け
子宝に恵まれ、子孫繁栄を願う
◎ 黒豆 → 黒大豆の甘煮
黒は魔よけの力があり、「病気にならず」「まめに働き」「まめに暮らす」ことを願う
◎ 田作り → イワシの小魚を煮詰めたもの
田畑の豊作を願う
◎紅白なます→大根と人参の酢のもの
お祝いの水引をかたどった縁起もの
◎伊達巻き →卵と魚のすり身をまぜて焼いた卵焼き
伊達は「華やか」「派手」の意味。巻物に似た形から、知識が増えることを願う
◎昆布巻き →昆布の煮つけ
喜ぶの語呂合わせ
◎栗きんとん→ふかしたさつま芋を裏ごして砂糖を加えたものに、栗の甘露煮を合わせた甘い料理
きんとん(金団)は黄金の団子の意味。黄金のような色がめでたい食べ物
他にも、願いが込められたおせち料理があります。料理の意味を調べてみると、日々の食事とは違う神聖な心持で食べることができるのかもしれません。
~静岡市 旬の食材 紹介~
◆いちご◆
旬 → 1~4月
産地→ 駿河区、清水区の海岸沿い
静岡市の久能海岸沿いでは、いちごのハウス栽培が盛んです。「石垣いちご」と呼ばれ、海岸沿いの日当たりの良い斜面を利用して栽培されています。1月からはいちご狩りが始まり、観光客などでにぎやかになります。
静岡市のいちごは、酸味が少なく甘味が強い「章姫(あきひめ)」と、甘味と酸味の両方がある「紅ほっぺ」が主流です。
いちごは「ビタミンC」を多く含みます。免疫力を高めるビタミンCは、風邪をひきやすい冬には欠かせない栄養素です。
洗う時にはビタミンCが流れ出ないように、ヘタつきのまま流水でさっと洗いましょう。また、いたみが速いので食べる直前に洗いましょう。

章姫(左) と 紅ほっぺ(右)
◆静岡おでん◆
寒くなると温かい煮込み料理が食べたくなります。おでんは冬の定番ですね。
静岡市では、昔から駄菓子屋でおでんが食べられてきました。大根やこんにゃく、牛すじ、昆布など、おでんの具材にはすべて串をさして煮込みます。串をつまんで、だし粉と呼ばれる干したイワシの粉末と青のりを合わせたものをかけて食べ、串の本数で会計をするのが駄菓子屋でのやりとりです。
「黒はんぺん」という食べ物を知っていますか?イワシのすり身を半月型に形作った練り製品です。静岡のおでんには、黒はんぺんが必ず入ります。そして、牛すじも欠かせません。おでんの味付けは濃いくちしょうゆを使い、長年継ぎ足された煮汁は真っ黒くなっています。が、味は決して塩辛くはありません。
静岡駅周辺では、静岡おでん祭りが開催されます。静岡へお越しの際には、静岡おでんを食べてみてください。
一番右にあるのが黒はんぺん
~食と健康の ひとこと~
空気が乾燥する冬には、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの菌の感染が気になります。感染しないためには、手洗いやうがいで菌が体の中に入るのを防ぐことが大切です。
☆手洗い☆
手はいろいろなものに触れ、菌が付着しやすい部分です。外出から帰った時や食事の前には必ず手洗いをしましょう。
手洗いの手順は・・・
①手を水でぬらして石けんをつけ、手のひらで泡立てる
②手のひら、手の甲、手首をよく洗う
③指の間や指先もよく洗う
④石けんをよく洗い流し、ハンカチやタオルで拭く
指の間や指先、手のひらの真ん中のくぼんだあたりは、洗い残しが目立つ部分です。洗う時には、この部分を意識してください。
☆うがい☆
のどは菌を体の中へ侵入させない働きをもっているので、菌が付着しています。外出から帰った時には、必ずうがいをしましょう。
うがいの手順は・・・
①口にうがい薬を含み、唇を閉じてほっぺたの筋肉を動かし、クチュクチュと口の中を洗い、吐き出す
②口にうがい薬を含み、上を向いて「オオオ・・・」と声をだしてのどを洗う(声が震え始めたら、液がのどの奥に届いている証拠)
③15秒ほど続けて吐き出す
④①~③を数回繰り返す
うがいには、うがい薬だけでなく水やお茶でも効果があります。外出先などうがい薬がない時でも、のどが気になる時はうがいをしましょう。
◆正月◆
歳神様を迎え、その年を祝う日本で最も重要な行事です。
正月には、古くから残る行事や行事食が今でも多く残ります。初日の出、初詣、鏡餅、雑煮、おせち料理、初夢、七草がゆ、鏡開き、どんど焼き・・・などがあります。それぞれの地域や家庭で、毎年行われる行事もあるのではないでしょうか。
正月の「食」といえば、「雑煮」と「おせち料理」ですね。この二つについて紹介します。
☆雑煮☆
餅は、昔から稲の霊力を宿した馳走とされ、正月には欠かせないものです。鏡餅として神様に供え、雑煮として朝食に食べます。
雑煮の餅は、角餅(のし餅)、丸餅、あん餅と日本各地で違いがあります。静岡では角餅(のし餅)を使い、すまし汁(しょうゆ味)で具材といっしょに餅を煮ます。餅以外の具材は、大根、青菜、里芋などの野菜のみで、盛り付け後にかつお節をかけるのが静岡で古くから食べられてきた雑煮です。
みなさんの家庭では、どのような餅や具材、作り方で雑煮を作りますか?

静岡の雑煮(角餅、大根、青菜、かつお節)
☆おせち料理☆
最近では、和・洋・中といろいろな料理が盛り付けられたおせち料理があります。しかし、古くから作られてきたおせち料理には、願いが込められ、それを食べる意味があります。
古くから作られてきたおせち料理には、こんな料理があります。
◎かずのこ →ニシンの卵の塩漬け
子宝に恵まれ、子孫繁栄を願う
◎ 黒豆 → 黒大豆の甘煮
黒は魔よけの力があり、「病気にならず」「まめに働き」「まめに暮らす」ことを願う
◎ 田作り → イワシの小魚を煮詰めたもの
田畑の豊作を願う
◎紅白なます→大根と人参の酢のもの
お祝いの水引をかたどった縁起もの
◎伊達巻き →卵と魚のすり身をまぜて焼いた卵焼き
伊達は「華やか」「派手」の意味。巻物に似た形から、知識が増えることを願う
◎昆布巻き →昆布の煮つけ
喜ぶの語呂合わせ
◎栗きんとん→ふかしたさつま芋を裏ごして砂糖を加えたものに、栗の甘露煮を合わせた甘い料理
きんとん(金団)は黄金の団子の意味。黄金のような色がめでたい食べ物
他にも、願いが込められたおせち料理があります。料理の意味を調べてみると、日々の食事とは違う神聖な心持で食べることができるのかもしれません。
~静岡市 旬の食材 紹介~
◆いちご◆
旬 → 1~4月
産地→ 駿河区、清水区の海岸沿い
静岡市の久能海岸沿いでは、いちごのハウス栽培が盛んです。「石垣いちご」と呼ばれ、海岸沿いの日当たりの良い斜面を利用して栽培されています。1月からはいちご狩りが始まり、観光客などでにぎやかになります。
静岡市のいちごは、酸味が少なく甘味が強い「章姫(あきひめ)」と、甘味と酸味の両方がある「紅ほっぺ」が主流です。
いちごは「ビタミンC」を多く含みます。免疫力を高めるビタミンCは、風邪をひきやすい冬には欠かせない栄養素です。
洗う時にはビタミンCが流れ出ないように、ヘタつきのまま流水でさっと洗いましょう。また、いたみが速いので食べる直前に洗いましょう。

章姫(左) と 紅ほっぺ(右)
◆静岡おでん◆
寒くなると温かい煮込み料理が食べたくなります。おでんは冬の定番ですね。
静岡市では、昔から駄菓子屋でおでんが食べられてきました。大根やこんにゃく、牛すじ、昆布など、おでんの具材にはすべて串をさして煮込みます。串をつまんで、だし粉と呼ばれる干したイワシの粉末と青のりを合わせたものをかけて食べ、串の本数で会計をするのが駄菓子屋でのやりとりです。
「黒はんぺん」という食べ物を知っていますか?イワシのすり身を半月型に形作った練り製品です。静岡のおでんには、黒はんぺんが必ず入ります。そして、牛すじも欠かせません。おでんの味付けは濃いくちしょうゆを使い、長年継ぎ足された煮汁は真っ黒くなっています。が、味は決して塩辛くはありません。
静岡駅周辺では、静岡おでん祭りが開催されます。静岡へお越しの際には、静岡おでんを食べてみてください。
~食と健康の ひとこと~
空気が乾燥する冬には、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの菌の感染が気になります。感染しないためには、手洗いやうがいで菌が体の中に入るのを防ぐことが大切です。
☆手洗い☆
手はいろいろなものに触れ、菌が付着しやすい部分です。外出から帰った時や食事の前には必ず手洗いをしましょう。
手洗いの手順は・・・
①手を水でぬらして石けんをつけ、手のひらで泡立てる
②手のひら、手の甲、手首をよく洗う
③指の間や指先もよく洗う
④石けんをよく洗い流し、ハンカチやタオルで拭く
指の間や指先、手のひらの真ん中のくぼんだあたりは、洗い残しが目立つ部分です。洗う時には、この部分を意識してください。
☆うがい☆
のどは菌を体の中へ侵入させない働きをもっているので、菌が付着しています。外出から帰った時には、必ずうがいをしましょう。
うがいの手順は・・・
①口にうがい薬を含み、唇を閉じてほっぺたの筋肉を動かし、クチュクチュと口の中を洗い、吐き出す
②口にうがい薬を含み、上を向いて「オオオ・・・」と声をだしてのどを洗う(声が震え始めたら、液がのどの奥に届いている証拠)
③15秒ほど続けて吐き出す
④①~③を数回繰り返す
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