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平成21年 食育の取り組み状況の紹介④

2010/04/23

静岡市では、19年度に策定された「静岡市食育推進計画」の四つの柱(基本項目)
 
①食を学ぶ 
 ②食を通じた健康づくり 
 ③食の安全・安心に配慮した食育 
 ④人や自然との交流による食育 

に、基づき食育を推進しています。(詳しくは、たべしずネット「静岡の食育」ページの「静岡市食育推進計画」をご覧ください)
 各団体、幼稚園・保育園、関係課の 平成21年 食育の取り組み の中から、それぞれの基本項目より、いくつかを紹介します。

 

④人や自然との交流による食育 より

静岡漁業協同組合
◎用宗漁港祭
 ・魚の食べ方(試食)
 ・体験乗船を通して、地元の海産物、漁業、漁法の理解と「我がまち」の再確認(海から見た風景)
◎用宗の海と港
 用宗漁港でシラスの水揚げ風景の見学と海の魚や食文化についての講義を行なう。その後、漁船の体験乗船を行なう。
◎産地交流、産地ふれあい体験他
 食育の視点で生産から消費について組合員が交流、学び、理解する場を設ける。産地交流、産地ふれあい体験、生産者と組合員の交流の場、工場見学、バケツ稲作り など
 ・産地交流→袋井茶農家の会、浜名湖あさり出荷センター 他
 ・農業体験→山口農園(葉しょうがの種植え、収穫 他)
 ・工場見学→愛川農産セットセンター(宅配青果品のセット) 他

登呂保育園
◎夏野菜をみんなで食べよう
 「グリーンマントのピーマンマン」のエプロンシアターを見た後で、年長が栽培したピーマンを鉄板で焼いて食べる。また、年長が栽培したキュウリをスティック状に切ってそのまま食べる
◎魚を食べよう
 ・いろいろな魚の種類を目で見て知り、マグロの解体するところを見学
 ・魚の栄養をもらって私たちの体が丈夫になり、大きくなっていくことを学ぶ。いっしょに「いただきます」の意味を伝える
◎日本の伝統的な料理を味わう
 大根切り干しを作り、しだいに乾いていく様子をみる。干すことで栄養が増えたことを知る。大根切り干しの煮物を味わって食べる。また、大根の葉とちりめんをいっしょに炒めて食べる。

清水折戸保育園
◎メロン出荷組合見学
 ・近隣にあるメロンの出荷組合直売所へ行き、様々なメロンを見て説明を聞き、試食をする。
 ・東海大学祭にて展示した、メロンの成長過程を記録した表を東海大学生に見せ、交流をもった
  (4月からいろいろな種から芽が出る様子を観察したが、おやつのメロンの種を植え、発芽に成功。それ以来、メロンへの興味が膨らみ、図鑑やネットで調べ、メロンの知識が膨らんだことによる)

清水小島幼稚園
◎オジマンジャー来園
 夏休み前に「好き嫌いをしないでなんでも食べよう!」という約束を「オジマンジャー」が演じた。

静岡パブテスト幼稚園
※野菜の栽培や収穫を通して、野菜の育ちを観察し、日々変化する葉や実の色づきに興味を持つ。また、自分の手で収穫する喜びや楽しさを味わう。
◎たけのこを掘ろう
 園内に自生したたけのこを園児が掘り、皮をむき茹でて冷凍保存。量がそろったところで味噌汁を作る。
◎ミニトマトを育てよう
 ミニトマトを育て、夏の宿泊保育に収穫し、夕食に食べた。
◎おいも掘りをしよう
 遠足で 畑にでかけ、農家の方といっしょにいも掘りを楽しむ。翌日、芋ようかんや豚汁を作って食べる。後日、保護者も交えて園庭で焼き芋パーティーを楽しみ味わった。
※自分で育て収穫した野菜や友達といっしょにクッキングを楽しむと苦手な野菜でも食べる子どもが多い。また、日ごろ、口にする食べ物がどのように育つのかを知り、食べ物に感謝して食べるようになった。 

水産漁港課
◎由比桜えびまつり
 静岡市の代表的な産物である桜えびを広く市民にPRし、魚食普及を促進する。
◎用宗 漁港まつり
 静岡市の代表的な産物であるシラスを広く市民にPRし魚食普及を促進する。
◎清水お魚ふれあい事業
 子どもたちを対象に、地引網漁業、シラス船曳き網漁業体験を実施し、海の恵みの重要性を理解してもらい、魚食普及の推進にも寄与する。