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「たべしず号で行く! 食の安全親子バスの旅2009」レポート

2009/08/14

※写真にカーソルを合わせると、ちょっとしたコメントが表示されます。

 平成21年7月30日(木)に実施した食の安全バスの旅が無事に終了しました。

バスツアーのしおりの表紙です
 今回のバスの旅は「静岡市食の安全対策推進事業」として初の試みであり、反省点も多々ありましたが、市内小学校4~6年生の児童とその保護者あわせて計49名と多くの参加をいただき大盛況のうちに終わりました。

 日ごろ、食の安全・安心を出来るだけ多くの市民の方に知っていただきたいと感じながら、特に子供たちとその保護者世代の方々とは、直接触れあう機会は少なく、今回のバスの旅を通じて静岡市の食の安全・安心に対する取組みや食について考えてもらうきっかけになっていただければと思い開催をいたしました。

 アンケートでは
「普段入れない場所や見られない機会が見られて楽しかった(小学生)」
「食中毒がおきないよう手洗いをしっかりしたい(小学生)」
「食品工場の衛生管理が徹底されていると感じました(保護者)」

などの意見をいただきました。

 当日のスケジュールは以下の通りで実施されました。

 前日まで雨の日が続いていましたが、当日は晴れて真夏日となりました。

バス「たべしず号」です

9:00 
静岡市保健所(城東保健福祉エリア)集合
食品衛生課課長から、バス内で皆さんへ出発前のごあいさつ

 

9:10
皆さん無事に集合しましたので、出発です。
 
バスの中で、職員の自己紹介。当日は食品衛生課職員2名がご案内しました。


      
9:45~11:30
清水区にあるヤヨイ食品清水工場に到着

「歓迎」のイラストがツアーのしおりと同じなのは偶然です
 まず、工場の方から「工場で何を作っているのか」「どのくらいの量を作っているのか」「工場で作ったものはどこで食べられているのか」などのお話しを聞きました。
 その後「冷凍食品ができるまで」というビデオ鑑賞をし、なぜ食品を冷凍するのか勉強しました。

ヤヨイ食品の方の説明です

 お話しが終了後、3班にわかれて工場見学です。
 工場の製造室には窓がなく、衛生害虫が入る隙間を与えない作りにしていることや、異物が混入しないように機械でチェックしていることなどを工場の図面や写真を見ながら説明を受けました。
 また、実際にグラタンとパスタが包装される部分のラインを見学しました。製造しているところもオンラインのビデオで見ることができました。

 お土産にゼリーをいただき、ヤヨイ食品を後にします。

11:30~12:00
 移動時間に、バス内で「クロスロード」という簡単なクイズをやりました。

「あなたはなぜこの答えを選んだの?」
 このクイズは、色々な立場の人になったと仮定して自分ならどうするか、を考えるクイズです。正しい答えはありません。
 実際にバスの中で行ったクイズを一部ご紹介します。
①(自分の立場で)山登りに行ったお父さんが、山道の露店でいろいろなきのこを買ってきました。
「毒きのこもあるんじゃないの?」と心配そうなお母さんに、「地元の人が間違うわけない。」とお父さん。
きのこ汁にしたら、あなたは食べますか?
→食べるか、食べないか。
 この質問は皆さんの意見は半分にわかれました。色々な考え方がありますね。
②(お弁当屋さんの調理員の立場で)1週間のタイ旅行から帰国しました。帰国前日から下痢が続いているので、
休もうとお店に電話したら「今日は人手が足りないからはってでも出てこい。」と社長にどなられました。
あなたは出勤しますか?
→出勤するか、休むか。
この質問には、皆さん休むというお答えでした。このような社長がいないことを願います。。。

13:00~14:30 
 お昼をはさみ、午後は静岡市環境保健研究所からスタートです。
 まず、研究所ではどんな仕事を行っているのか、お話しがありました。

添加物は日常の食事ではそんなに気にすることはありません。 
 研究所では大きく次の3つの部門に分かれています。
①大気・水質などの検査をする部門(空気中のちりや川の水質検査など)
②細菌、ウイルスなどの検査をする部門(食中毒や感染症などの検査)
③食品、医薬品などの検査をする部門(食品添加物や残留農薬の検査など)
 この日は、③番目の部門の方による食品添加物についてのお話しと実習がありました。


 研究所で普段行っている検査に、食品添加物として使われる「亜硝酸ナトリウム」(発色剤)の量を調べる検査があります。

ビーカーの液体に発色剤が入っているか調べます
 実際に、皆さんにはある液に亜硝酸ナトリウムがどの程度入っているのか、調べる実験をやってもらいました。
      
 また実際に研究所の中を見学し、機械を使った亜硝酸ナトリウムの量の調べ方デモンストレーションを見せてもらったり、着色料や香料の試薬を見学しました。

現場での検査に興味津津。

正確に定量できるかな?

着色料のサンプルです。

 

15:00~16:30 
 今朝集合した静岡市保健所に戻ってきました。
 ここでは、食中毒のお話しと手洗いの実習です。


 食中毒についての基本的な知識を身に付け、特に気をつけたい食中毒細菌(病原性大腸菌やカンピロバクター)のお話しや食中毒を防ぐ具体的な方法についてお話ししました。
 また、食中毒防止のために大切な「正しい手洗いの仕方」の説明があった後、手洗いチェッカー*を使い、皆さんそれぞれが自分の手洗いがきちんと出来ているかチェックしてもらいました。

一生懸命手を洗ってくれています。
 洗い残しが自分の目で確認できるということもあり、皆さん念入りにそして楽しみながら手洗いをしていました。

洗い残しが光ります。意外と洗えてなくてみんなびっくり。

*手洗いチェッカー:専用のローションを手に付いた汚れに見立てて特殊ライト下で光らせます。
石けんを使って手洗いをし、洗い残しを目で確認することができます。

お母さんも真剣です。

 最後に皆さんにアンケートを書いてもらい、本日のツアーは終了です。



 暑い日ということもあり皆さん最後は少々お疲れの様子でしたが、少しでも食の安全について知ってもらい、また考えるきっかけとなっていただければ幸いです。

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