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7月

2011/07/06

~たべごろ 旬の食材紹介~

◆オクラ◆

 

 

 

 

 

 

 

 さっと茹でて小口切りにすると、独特のネバネバがでます。このネバネバは、ペクチンとムチンという成分です。
 ペクチンは、水溶性食物繊維で血管内をきれいにしたり、血液中のコレステロールや血糖値を下げる効果があります。
 ムチンは、多糖類で胃の粘膜を保護して消化吸収を助けたり、体内でたんぱく質を利用しやすくしてスタミナアップにつながります。
 他にも不溶性食物繊維を多く含むので便秘改善にもなります。

 
 

 

 

 

 

 


 さっと茹でて刻んで、お浸しや和え物にしたり、そのまま天ぷらや素揚げにします。また、刻んだものは、そうめんや納豆、豆腐の薬味にもなります。
 オクラはアフリカ原産の野菜で、エジプトでは紀元前から栽培されていました。同じく夏が旬のモロヘイヤもエジプト原産で、茹でて刻むとオクラと同じく独特のねばりがでます。暑い国では、この独特のねばりが暑さを乗り切るスタミナ源ひとつのようです。

 新鮮なオクラは表面に産毛があります。洗ってガクを取った後、塩をかけてまな板の上で転がすと産毛が取れます。

 

◆麺類◆

 暑い日が続いています。水分ばかりとって食欲がでないという方も多いのでは?
 食欲がないときでも、冷たい麺類はのどを通りやすく、合わせる食材によってサッパリ簡単に食べることも、ボリュームを出すこともでき、自分の体調にあわせて食べることができます。
 食欲がないときには、麺と葱・生姜だけでという食べ方でもよいですが、タンパク質を含む食材や野菜を加えるとバランスがとれます。
 ハムやツナ、かにかま、焼豚などそのまま利用できるもの、きゅうりやトマト、レタス、わかめなど洗って切るだけで利用できるものをのせると手間がかかりません。また、市販の麺つゆにゴマ油やラー油を加えたり、市販のドレッシングなどをかけると、香りや味に変化がでて食欲がでます。

 静岡のおすすめメニューのコーナーで「静岡の味を食卓に」というメニュー集のレシピを掲載しています。この中の郷土食メニューで紹介している「なすのひき肉ダレ」のひき肉ダレを麺にかけてもいいですね。 

 

~知りたい!「食」の基本~

◆和食の基本◆

 食事のときに食器や箸を置く位置は決まっています。家や給食、食堂などでどのように並べていますか?
 ご飯は手前左側、汁ものは手前右側、主菜は右側奥、副菜は左側奥、一番手前に箸を置きます。他に漬けものなどの小皿があれば、真ん中に置きます。
      
 

 

 

 

 

 

 

 食べるときには、茶碗や汁椀を持ちましょう。食器を持たずに口をつけて食べるのは「犬食い」といいマナー違反です。また、背中を丸めたり、ひじをついて食べていては姿勢が悪いですね。