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食品添加物や農薬の安全確認はどうしているの?

2009/03/04

 食品添加物や農薬などの使用基準は、まずさまざまな試験を行い、体に影響がないと認められる量を調べます。

 安全性を確認する試験は様々ですが、

  • 「一度にたくさん食べても安全か?」
  • 「毎日毎日食べても安全か?」
  • 「がんになったりしないか?」
  • 「生まれてくる赤ちゃんに影響しないか?」

などの試験を行っています。

 

 これらの試験結果を元に無毒性量(身体に無害と確かめた量)を決め、動物とヒトの違いや個人差(こども、高齢者、病気のある人など)を見込んで、無毒性量の100分の1量を毎日食べつづけても安全な量と決めます。

この毎日、一生食べ続けても安全な量を一日摂取許容量(ADI)といいます。

 実際に使用できる量は、ここからさらに少ない量を規定しています。

農薬では、さまざまな作物を一緒にとっても安全な量をオーバーしないように、それぞれの作物ごとに基準が決められます。