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バックナンバー詳細

送信日時 2023/05/17(水) 09:00
件名 たべしず出前便 No.110
本文 ☆★静岡市食の安全・安心メルマガ「たべしず出前便」★☆
No.110 2023.5.17発行

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このメールマガジンは、静岡市食の安全・安心ホームページ「たべしずねっと」の最新情報や、食の安全・安心についての情報をお届けします。
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★目次
1 たべしずニュース
食の安全管理とリスク分析について
 
2 たべしずねっと更新情報

3 メルマガ購読・解除について

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1 たべしずニュース
食の安全管理とリスク分析について
 
 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行され、3年に渡る「コロナ禍」からの脱却に向けて動き出しました。飲食業に活気が戻るとともに、食中毒の発生増加が懸念されます。
 さて、行政による食の安全管理は、「リスク分析」という考え方を基に行っています。今回はこのリスク分析を少し紹介します。

【リスク分析の三要素】
1 リスク評価…ある危害のリスクを「危害が起こる確率」×「起こった時の深刻さ」で評価します。
2 リスク管理…リスクを「社会的に許容できるレベル」(=安全と言えるレベル)に保つために必要な、リスク評価に見合った対策を決めます。
3 リスクコミュニケーション…リスク評価、リスク管理の情報を公開、様々な立場から議論し、社会的な合意形成を目指します。

★食品のリスク分析の例★
【生の牛肉】
リスク評価=「病原性大腸菌が肉用牛の10%程度に存在」×「死亡、後遺症を伴う重症化の可能性大」
リスク管理=「基本は生食禁止、厳格な加工基準をクリアした場合のみ許可」

【食物アレルギー】
リスク評価=「多くの人には無害だが、特定の体質では少量でも発症」×「ショック死の可能性あり」
リスク管理=「表示を義務付け、高リスクの人が自発的に回避」

【食品添加物の保存料(ソルビン酸)】
リスク評価=「日常の食生活で少しづつ摂取」×「食塩と同じくらいの毒性」
リスク管理=「基準値を設定し、オーバーしないよう検査して監視」


 リスク分析の考え方は食品に限らず、科学的な安全管理を行う上で重要です。
 今回の「コロナ禍」で、果たしてこれが適切に行われていたか、今後の検証が必要でしょう。

リスク評価の窓(食品安全委員会のサイト)
https://www.fsc.go.jp/visual/Introducing_risk_assessment/

BSE(いわゆる狂牛病)は全頭検査すれば安全なの?(リスク分析の考え方を食の安全管理に取り入れるきっかけはBSEによるパニックです)
https://www.tabeshizu.net/g/9NtcyzKxd9851

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2 たべしずねっと更新情報(2023/5~)

2023/05/01 「食品の栄養成分表示に役立つ!栄養計算相談」の開催(イベント案内)
https://www.tabeshizu.net/g/5n7UD73jJC850

☆彡YouTubeチャンネル「たべしず動画」では、食の安全についての動画を公開しています。
新しい動画が続々と追加されていますので是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/@tabeshizu

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静岡市食の安全対策推進連絡会事務局 電話054-249-3161

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