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ノロウイルス(のろういるす)

 ノロウイルスはヒトの小腸で増殖し、感染性胃腸炎をおこすウイルスです。 11月から3月の冬季に事故が多く、カキなどの二枚貝の生食や、感染者の便や嘔吐物から感染します。
 症状は下痢や吐き気が主で、2~3日すると自然に治りますが、ウイルスそのものは症状が治まっても数週間は体内にとどまるので、二次感染に注意が必要です。
 消毒薬や乾燥に強く、消毒には200ppm以上の濃い次亜塩素酸か、85℃、1分以上の加熱が必要です。
 有効な予防法は、十分な手洗いです(石けんでウイルスは死にませんが、手の汚れと一緒に洗い流します)。