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掲示板:令和元年度 食の安心・安全意見交換会 on web

H27~H30実績と2019年度指標を読んで(コメントと質問事項)

名前:市川 陽子日付:2019/12/23 18:59:00

静岡県立大学の市川です。遅いコメントになり申し訳ありません。平成27年度~30年度の事業実績および2019年度の指標を読ませていただきました。
 
まず、事業実績については、プラン進捗状況によると、ほぼ全ての事業が「計画通り進展」との評価であり、各担当課のご努力の成果であると感謝申し上げます。また、2019年度指標についても、他の委員の方のご指摘とそちらへの回答でおおむね理解できました。
以下、少しコメントと質問をさせていただきます。

1)食育活動の先にあるもの
全体を通して食育活動が活発である印象を受け、たいへん有難く思っております。その内容も、生産者との交流、環境を考える講座、食の安全に関する講座、学校給食を活用した食に関する指導、食文化の継承、同世代を活用した大学生に対する啓発活動まで、各世代に向けた、また多岐にわたった取組が見られます。しかし、こうした活動や情報提供によって市民が動機づけをもらった後、何ができるかが問題です。自身で食材を選び、調理をしてくれれば一番良いのですが、そのスキルや時間がない場合に利用するのが外食や中食です。社会が「食環境」をどう整備しているかにかかってくるわけです。
実は過日、学外の会議で市内の某有名弁当会社のお弁当を利用しました。表示を見ると、「1食当たり」の食塩相当量が10.6g。(2020年版の食事摂取基準では「1日当たり」男性:7.5g、女性:6.5g と、また下がります。)実際食べるとそれ以上の塩分でした。これはかなり極端な例ですが、「どこでも、誰でも、栄養バランスの良い食事が選べる」環境が整っていなければ、せっかくの食育が「絵に描いた餅」になってしまいます。国が推進する「健康な食事・食環境」認証制度(スマートミール)もスタートして2年になります。市として食環境整備のためにしている、する予定のある活動がありましたらお教えください。

2)マスコミの活用
ノロウィルスによる事故のリスクが高まっています。これに限りませんが、食中毒予防の一般市民への啓発に、市の広報紙や食協ニュース以外に、テレビ、ラジオ(15秒のCM的に)、新聞等を活用されてはいかがでしょうか。ノロの場合は吐瀉物等の始末の仕方や、衣類の洗濯に対する誤認等、二次汚染防止の周知が今ひとつな気がしております。
同様に、食育についても、6月(野菜はむしろ端境期であまり種類がないのですが。)の「食育月間」のイベントが中心になってしまう感がありますが、キャンペーンでなく、継続されている印象を、メディアを通して常時発信して行っては、と思っております。地方ニュースって意外と視聴されています。

3)栄養成分表示適正化のための中小企業等に対する取組
表示の切り替え期限である2020年3月31日を前に、相談件数、相談内容などに変化があるでしょうか。
 
 以上です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

令和7年度第1回会議資料はこちら

 

会議資料はこちら

資料⑤静岡市食の安全・安心アクションプラン(R6実績R7指標)

資料⑥【概要版】アクションプランR5-8 R5.3月(修正版)

資料⑦【公表用冊子】アクションプラン R5-8  R5.3月(修正)

資料⑧ アクションプラン変更及び修正点R7

資料⑧-2 アクションプラン変更及び修正点R6


 令和7年度 静岡市食の安全・安心意見交換会委員 

氏名(敬称略)

所属団体および職名
関本 三枝子

しずおか市消費者協会 会長

渡邉 良子

静岡市食生活改善推進協議会 会長

水野 裕司

株式会社静鉄ストア 
商品部 副部長

赤堀 三代治

JAしみず 代表監事
ARMS 代表

杉山 三保

静岡県農山漁村ときめき女性

海野 雅人

静岡市水産物商業協同組合
常務理事 事務局長

武田 直也

株式会社ヤヨイサンフーズ
品質保証部 清水工場品質管理課

市川 陽子

静岡県立大学 
食品栄養科学部 教授

後藤 慶一

東海大学
海洋学部 教授

西條 朋子

株式会社静岡新聞社
編集局 生活報道部 記者

大野 勇一

関東農政局 静岡県拠点
地方参事官室 総括農政推進官