RE:食の安心・安全にかかわる危機管理の視点から
名前:食品衛生課日付:2019/12/16 10:46:28
食品衛生課です。平成26年に発生した安倍川花火食中毒についてご意見いただきありがとうございます。
食中毒が発生した場合は、患者や喫食した店舗を調査し病因物質をつきとめた後再発防止策として営業禁止等の措置を行い、市民に対する注意喚起を行うため事件の公表を行うこととしておりますが、本事件については以下の点において他の事例と異なったため市民の方に断片的な情報しか提供することができませんでした。
①感染経路が特定できなかったこと
冷やしキュウリの残品が残っていなかった、当日使用した調理器具のふきとり検査を実施したが原因菌が検出できなかった等で感染経路を特定することができませんでした。(平成26年8月12日 静岡新聞夕刊)
②市民の方の健康被害への対応を優先したこと
O157による大規模な食中毒の発生に対応するため平成26年8月4日に危機管理本部を設置、同月5日には保健所を中心とした健康危機管理対策本部を設置し、感染者に対する衛生面の指導など健康被害への対応を優先しました。
③市や大会主催者などに法的責任があったとして損害賠償を求める集団訴訟が起こったこと。