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掲示板:令和元年度 食の安心・安全意見交換会 on web

食の安心・安全にかかわる危機管理の視点から

名前:赤堀 三代治日付:2019/12/12 06:56:04

静岡市安倍川花火大会における集団食中毒の発生と
食の安心・安全にかかわる情報伝達の教訓に関して
私見を以下に記載します。

1.食中毒事故の概要
・発生年月日   平成26年7月27日(日)
・患者数  発症者数510人   入院者数114人
・病因物質  腸管出血性大腸菌O157
・原因食品  露店で提供した「冷やしキュウリ」 

2.危機(食中毒)発生時の対応状況に関して私が感じたこと
発生時の状況に関するタイムリーな情報伝達に課題
市民が知りえた情報。
地元メディア(TV、ラジオ、WEB)からの断片的な情報
静岡市食の安全・安心関連HPからの断片的な情報

3. 食の安心・安全にかかわる情報伝達の検討と実践
私は、「静岡市食の安心・安全委意見交換会」委員として、リスク管理・危機管理の立場から、一貫して食の安全・安心に関わるより質の高い広報活動を展開していくことの大切さを提言してきました。安倍川花火集団食中毒事故の教訓を今後に生かすべく、平時の広報活動・危機時の広報活動の両面から提言し、改善にとりくんできました。
特に重視したのが、平時の広報活動の見直しです。
平時の広報活動による市民への伝達ルートを確立しておくことが、危機時の円滑な情報伝達に不可欠と考えるからです。
結果として、
・「食の安心・安全」にかかわる静岡市HPの内容の見直し
・メールマガジンの導入と定期的な発信
・FBの開始と運用の充実等 着手されてきています。
SNSを上手に活用していくことによる期待される効果は大きいと感じております。
また、トラブル発生時の初動に関わる訓練等も、市行政はもとより、食品関連企業等にもよびかけ、実施していくことが大切と考えます。