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掲示板:「静岡市食の安全・安心アクションプラン平成24年度~平成26年度」の策定について

放射性物質検査等について

名前:小笠原 紀征日付:2011/10/10 00:18:00

 放射能への対応として各位が投稿をされていますが、このことについて私見を述べさせていただきます。

 放射性物質検査機器については、どの機器でもいいというものではないと思います。測定結果がSvで表示され、また、放射性核種の区別のつかないものでは、単なるスクリーニング程度の用途はあっても、現状の暫定基準値には対応できないと考えます。暫定基準値は核種ごとにBqで指定されており、SvからBqへの換算にはご承知のとおり様々な要因が関与しており、難しいのではないかと思います。かといって、Ge半導体検出器の導入にあたっては、施設整備及び機器整備に最低3,000万円程度は必要となり、また、技術を持った職員確保と職員の安全確保(放射線障害防止法その他による)も必要かと思います。加えて、長期にわたるランニングコストが発生することからも、即刻導入することがよいとは思いません。血税を有効に活用し、かつ正確な結果を得るためには、厚生労働省登録検査機関等への外注も手法の一つではないかと思います。他の市民の皆様の意見もお伺いしたく、ご検討賜れば幸いです。

 リスクコミュニケーション等についてですが、最近厚生労働省から出た文書によれば、行政機関に対しては検査結果を検出下限値を明確にして公表するように指定されているものと思います。静岡県の公表方法によると、暫定規制値の数百、数千分の一の数値が検出結果として掲載されています。私は、本当にこの数値を公表することが必要であるか疑問を感じています。これまで平時に出ていた数値より著しく大きい数値か(難しい問題と承知していますが、あえて書かせていただきます)どうか不明なまま、説明なしに数字のみを公表することは、数値を見ることに不慣れな方にとっては、「わずかでも検出された」=「不安である」と余計な不安をあおり、風評を発生させることにつながらないでしょうか。当然、人工放射能については無いに越したことはありません。しかし、国の定めている暫定基準値は、非常時とはいえ基準値には相違ないことから、暫定基準値に対して十分低い(この判断にもいろいろあるでしょうが、たとえば1/10など)場合の公表方法については、十分な検討をもって実施されるのがよいのではないかと思います。
 また、ただ公表することがリスクコミュニケーションではなく、そもそも「リスク」という考え方や、放射性物質のリスクに対する正しい知識啓発を実施することが重要であると考えます。小学生・中学生に対する啓発、かといって内容を割愛しない真摯な説明ができれば、市民皆が理解しやすい説明や資料となるのではないかと考えます。食品安全委員会のように、このホームページにできあがった資料を掲載してはいかがでしょうか。

 別件ですが、このwebページを市のホームページ内で紹介するサイトの画像が古いようです。せっかくですので更新しておいてはいかがでしょうか。
http://www.city.shizuoka.jp/deps/shokuhineisei/shokunoansin.html

 このことについての皆様のご意見を賜りますよう、よろしくお願いいたします。長文失礼いたしました。

令和7年度第1回会議資料はこちら

 

会議資料はこちら

資料⑤静岡市食の安全・安心アクションプラン(R6実績R7指標)

資料⑥【概要版】アクションプランR5-8 R5.3月(修正版)

資料⑦【公表用冊子】アクションプラン R5-8  R5.3月(修正)

資料⑧ アクションプラン変更及び修正点R7

資料⑧-2 アクションプラン変更及び修正点R6

令和6年度後期ヒヤリハット


 令和7年度 静岡市食の安全・安心意見交換会委員 

氏名(敬称略)

所属団体および職名
関本 三枝子

しずおか市消費者協会 会長

渡邉 良子

静岡市食生活改善推進協議会 会長

水野 裕司

株式会社静鉄ストア 
商品部 副部長

赤堀 三代治

JAしみず 代表監事
ARMS 代表

杉山 三保

静岡県農山漁村ときめき女性

海野 雅人

静岡市水産物商業協同組合
常務理事 事務局長

武田 直也

株式会社ヤヨイサンフーズ
品質保証部 清水工場品質管理課

市川 陽子

静岡県立大学 
食品栄養科学部 教授

後藤 慶一

東海大学
海洋学部 教授

西條 朋子

株式会社静岡新聞社
編集局 生活報道部 記者

大野 勇一

関東農政局 静岡県拠点
地方参事官室 総括農政推進官