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掲示板:平成27年度 食の安心・安全意見交換会 on web

アクションプランについて

名前:市川 陽子日付:2015/12/24 08:25:31

 静岡県立大学の市川です。平成23年度から食の安心・安全意見交換会の委員をさせていただいております。

 平成24年度~26年度の実績報告および平成27年度~30年度のアクションプランを読ませていただきました。

 まず、実績報告についてはほとんどの事業がB判定であり、各担当のご努力がわかります。(講座・講習会等については、実施回数だけでなく、どれだけの参加者を動員できたか、新規参加者を獲得できたか等も、全ての事業の評価に加えていただけるとありがたく思います。)また、A判定の事業(事故による件数増加やその時の状況で流動的なものを除く)こそ、進展の要因についての情報を他の担当課と共有し、計画全体のさらなる進展につなげていただければと願います。
 
 さて、今回は1件1件の事業に関する意見ではなく、これらの取り組みを「いかにして市民に知ってもらい、評価してもらうか」という点についてコメントさせていただきたいと思います。大学を例に取りますと、昨今は情報発信力(地域貢献活動情報から論文引用ランキングまで)、ブランド力が非常に重要視されております。大学の広報室は情報提供を待つのではなく、きわめて積極的に情報を取りに動いていますし、頻繁に教員や学生団体等にアプローチしています。社会的インパクトがありそうな行事には、プレスリリースをしてくれて、マスコミの取材を受け付けています。「攻めの広報」です。その甲斐あって、大学公式サイトはアクセス数が伸び、見やすさのランキングも全国上位に入っていますが、やはりSNS(Facebook、Twitter併用)の導入効果が大きいようです。

 最近、静岡市のホームページをあらためて拝見し、以前に比べてグッと見やすくセンスのよいものになっていて嬉しくなりました。しかし、市のホームページからでは、各課の取り組みはどうしても下層ページになるので、一般の人はなかなかアクセスしづらいと思います。広報「静岡気分」はよく読む人が限定されるかも知れません。アクションプランの各事業について、もっともっと拡散を意識した情報発信ができないでしょうか。告知、集客、報告までを含めて事業だと思います。マスコミもさらに活用してはどうでしょうか。もちろん、この「たべしずねっと」の役割は大きいと思いますが、より多くの市民に当サイトのファンになってもらうためには、ここまで連れてくる手段を考えなければなりません。その一つにSNSがあると思います。

 大学も公共機関も、マーケティング戦略が大切な時代です。「やっている」ではなく、「知られている」を目指して、せっかく労力をかけた取り組み、事業の数々が、一人でも多くの市民の目に触れるよう、策を講じていただきたく思います。