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掲示板:平成26年度静岡市食の安全・安心意見交換会 on Web

食品の新しい表示制度への対応など

名前:市川 陽子日付:2014/10/28 21:49:47

 静岡県立大学の市川です。平成27年度~29年度原案を読ませていただきました。いくつかの点について、いくつかコメントと質問をさせていただきます。

 Ⅰ-1(1)、Ⅰ-3(1):食品表示については、来春にも従来のJAS法、食品衛生法、健康増進法を根拠に一元化した「食品表示法」が施行されます。これに対する準備はどの程度進んでいるのでしょうか。
 また、食品の新たな機能性表示制度については、中小を含めた多くの食品製造、販売企業がチャンスと捉え、あちこちで研修会が開かれるなど関心を集めているところです。上手に利用すれば、特定の消費者にとってはメリットとなる面もありますが、行き過ぎた広告や誤った情報による混乱、特別保健用食品(トクホ)や栄養機能食品との無差別化、健康的な食事・食生活を妨げる製品への依存など、心配される面も多々あると感じています。静岡市として、関係各課がどのような対応を考えておられるか、お教えください。

 「たべしずねっと」は、赤堀委員も述べておられますが、アクションプランの実践にとって有効なツールだと思っています。私自身も「食品ニュースヘッドライン」を活用していますし、食品・栄養の専門家を目指す学生達にも授業を通して勧めています。アクセス数が気になります。影響力のあるSNSを使ってさらなる拡散を目指しましょう。

 Ⅰ-2 (2):リスクコミュニケーションの開催については、本サイト上で時々チェックさせていただいておりますが、さらなる充実と場の提供をお願いします。(以前も書きましたが)消費者の食品企業およびフードシステムへの信頼を回復するためには、業界の自主的な取り組みとしての(社内、取引先、顧客それぞれとの)コミュニケーション体制の強化が重要です。今後も情報開示による食の安心への取り組みの「見える化」と、それによる市民の積極的な発言ができる機会となることを望みます。
 これまでに行われたリスコミの優良事例などをご紹介いただけるとありがたいです。