大きくする 標準 小さくする

掲示板:平成26年度静岡市食の安全・安心意見交換会 on Web

国産鶏のアニマルウェルフェア

名前:西林秀晃日付:2014/10/02 13:40:57

近年鳥インフルエンザで、養鶏場の鳥の一斉処分が行われることが多く今年はこれからが注意する必要があると思われます。ひとつにはアジア型のケージ飼育により、感染が広がり、また他地域他業者への影響を排除することが最大の目的と推察します。欧米に目を向ければ、アニマルウェルフェア(経済動物の飼育環境の向上)を掲げドイツを先進国に各国の取り組みが進みつつあります。日本においては牛肉豚肉を抜き、畜肉最大の消費量となった鶏について、店頭価格や、飼育方法の開示含め消費者に意識を高めてもらう必要があるとおもいます。ひるがえって自分ごととしては卵や鶏肉の低価格販売に疑問を持つことなく1円でも安いものを買い求めてしまう傾向があります。生協生活クラブのように高いにはわけがあり、鶏にも生活環境の充実が必要と、消費者に知らせている場合があります。中国では賞味期限切れ食材使用と国内の報道は賞味期限を悪者にしていますが、賞味期限ではなく衛生的に保存されていなかった食材を使用して製造と正確に報道したメディアはありません。鶏ひとつとってもこのような無理解、また価格優先や、消費者に訴求しやすい賞味期限切れなどの誤報道。まったく取り締まる気配もなく、農林水産省においてもアニマルウェルフェアに配慮としながら具体的な手立てを打っていません。
食の安全を図るには、現状の鶏肉50日飼育で目標2700g以上など、国の施策と店頭の状況などをもっと知らしめる必要があると思います。議論の種としては弱いかもしれませんが、食の安全と銘打ちながら足元さえ見ていない現状を、まず静岡市民から、地域や地方、国へと発信できたらよいと考えます。以上