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掲示板:平成25年度静岡市食の安全・安心意見交換会 on Web

アクションプラン平成24年度事業実績について

名前:市川 陽子日付:2013/11/19 23:21:02

静岡県立大学の市川です。平成24年度事業実績を読ませていただきました。以前に比べ、実施内容が具体的に書き込まれている項目が増え、多くの事業が活発化してきている印象を受けました。いくつかの点について、コメントと若干の質問をさせていただきます。

Ⅰ-2, Ⅰ-3:伏見委員が書かれていますが、調理・製造・加工段階、流通・販売段階のいずれにおいても、温度管理の監視指導が必須だと思いました。「食品の運搬に係る適正な温度管理について」の通知が出されたとのことですが、業者自らが日々の業務の中で確実にチェックできるように仕向ける方策が必要だと思います。たとえば、「卸売市場品質管理高度化マニュアル」に沿った実施状況の確認等をされていますが、このように具体的な作業をフローで示し、誰でも標準的な品質管理ができるよう導いていただければと思います。
また、今夏は猛暑日が続き、食中毒警報・注意報が例年になく多く、長い期間にわたって発令されました。食中毒の届け出数は増えたのでしょうか。これからの季節はノロウィルスですが、昨今ノロウィルスによる食中毒も増える中で、保健予防課による講習会(Ⅱ-5(2))以外に対策を取っていれば教えてください。

Ⅱ-1, Ⅱ-2:「たべしずねっと」が見やすく、活用しやすくなったと感じています。トップページの「食品ニュースヘッドライン」は学生にも勧めました。影響力のあるSNSを使って拡散させるなどして、もっと読者を増やしたいですね。
リスクコミュニケーションについても、平成25年度の指標にあるように、さらなる充実と場の提供をお願いします。食材の虚偽表示が大きく報じられています。(正直なところ、個人的には、業界で通例となっている呼称が消費者のそれと乖離していたことによる事件と、牛脂注入肉の偽装表示事件とが一緒に扱われるのは違うような気もしています。)明確な基準の作成、行政の規制・指導、さらに罰則の強化がまずは重要ですが、消費者の食品企業およびフードシステムへの信頼を回復するためには、業界の自主的な取り組みとしての(社内、取引先、顧客それぞれとの)コミュニケーション体制の強化が重要といわれています。農水省消費・安全局は平成20年度に「フード・コミュニケーション・プロジェクト(FCP)」を始めました。今回のような事件が起きるのは、まだその効果が十分でないのかも知れません。さらなる情報開示による食の安心への取り組みの「見える化」と、それによる市民の積極的な発言が、常時この場でできることを望みます。

Ⅱ-4:地産地消の推進に関する事業が充実してきました。県の掲げる「食の都」づくりの肝も地産地消で、地域の活性化にもつながっているようです。とくに子ども達にとっては、郷土の地理・歴史を学び親しむと同時に、その利点を理解し、継承につなげさせる大切な機会だと思います。一方で、海野委員が書かれたような極端な偏向に陥らないよう、正確かつ大きな視点に立った情報提示による、大人の食育も必要かと思います。リスコミの役割は大きいと感じています。

令和7年度第1回会議資料はこちら

 

会議資料はこちら

資料⑤静岡市食の安全・安心アクションプラン(R6実績R7指標)

資料⑥【概要版】アクションプランR5-8 R5.3月(修正版)

資料⑦【公表用冊子】アクションプラン R5-8  R5.3月(修正)

資料⑧ アクションプラン変更及び修正点R7

資料⑧-2 アクションプラン変更及び修正点R6

令和6年度後期ヒヤリハット


 令和7年度 静岡市食の安全・安心意見交換会委員 

氏名(敬称略)

所属団体および職名
関本 三枝子

しずおか市消費者協会 会長

渡邉 良子

静岡市食生活改善推進協議会 会長

水野 裕司

株式会社静鉄ストア 
商品部 副部長

赤堀 三代治

JAしみず 代表監事
ARMS 代表

杉山 三保

静岡県農山漁村ときめき女性

海野 雅人

静岡市水産物商業協同組合
常務理事 事務局長

武田 直也

株式会社ヤヨイサンフーズ
品質保証部 清水工場品質管理課

市川 陽子

静岡県立大学 
食品栄養科学部 教授

後藤 慶一

東海大学
海洋学部 教授

西條 朋子

株式会社静岡新聞社
編集局 生活報道部 記者

大野 勇一

関東農政局 静岡県拠点
地方参事官室 総括農政推進官