大きくする 標準 小さくする

掲示板:「静岡市食の安全・安心アクションプラン平成21年度~平成23年度」 事業実績評価

投稿記事一覧

リスクコミュニケーションに関して

名前:静岡市食の安全 対策推進連絡会 事務局日付:2012/11/02 16:03:00

投稿ありがとうございます。

啓発活動、リスクコミュニケーションについてお答えします。

リスクコミュニケーションを目的とした事業については、ご指摘の通り、参加者の多くが既に十分な知識、意識をもっており、本当に啓発が必要な層は参加しない傾向にあることが多くの自治体で課題となっております。

当市ではこうした「自分から積極的に行動するほどの関心は持っていない市民」へのアプローチとして「人を集めるのでなく、人の集まるところへ行って話をする」タイプのリスコミに力を入れています。

具体的には、
★生涯学習施設と共催し、施設が開催する連続講座(女性学級、高齢者学級など)のひとコマにリスコミを組みこむ
★保健福祉センターのマタニティ教室で、栄養士の指導と合わせて食品の安全性についてのリスコミを行う
などの取組みを実施しています(学校での安全教室もその一つとも言えます)。
また、市全体で実施している出前講座の1プログラムとして食品の安全性についての講座を登録していますが、様々な市民団体の教養講座等で利用していただく場合がほとんどであり、前述のような高コンプライアンス層に偏るといったことはおこっていません。

実際、参加者アンケートを見ても、「こんな話は初めて聞いた」「もっと自分でも考えなければいけないと感じた」といった感想が多く見られます。

究極的には、以前先生がご指摘されたように「朝からパチンコに並んでいるような人たちにどうやって正しい情報を浸透させるか」が課題となってくると思います。そうした域にはまだ遠いかもしれませんが、今後ともより幅広く、情報を発信できる方法を検討していきたいと考えております。

RE:事業実績評価に関して

名前:環境保健研究所日付:2012/11/02 11:12:50

ご質問ありがとうございます。
増やした検査項目数ですが、細菌は前年度の北海道の学校給食によるサルモネラの食中毒の発生を受け、平成23年度は市内の学校給食や集団給食等の全食品においてサルモネラの検査を加えました。
残留農薬については、分析項目を22項目増やしました。(平成22年は212項目、平成23年は234項目)
また、食品の放射性物質の検査体制についてですが、平成23年度は機器を購入するための予算を要求し、平成24年度での購入が決定しました。平成24年4月より購入手続きに入り、9月に機器が納入されました。平成24年11月より検体受け入れを実施しています。

事業実績について

名前:市川 陽子日付:2012/11/01 19:07:11

 静岡県立大学食品栄養科学部の市川です。高い事業評価を受けたというこの意見交換会の仕組みを作り、運営してくださる静岡市食の安全対策推進連絡会事務局に、まずは感謝申し上げます。期限ギリギリの投稿になってしまい申し訳ありません。
 以下、平成21~23年度の事業実績について、気付いたことを申し述べます。

1. 該当する全ての担当課に対する意見です。前回平成24~26年度アクションプラン原案への意見交換時にもこの場で発言させていただいたのですが、Ⅱ-2、Ⅱ-3、Ⅱ-4、Ⅱ-5など、全体的に生涯学習や市民講座、講習会を利用した啓発活動が多くなっており、その実績については開催件数の表記にとどまっています。このような事業には、すでに意識もコンプライアンスも高い人達が集まる傾向がありますが、事業の目的に照らして意味があったと解釈されましたか。
  例えば、Ⅱ-5にある「食育まつり」等は、(詳細はわかりませんが、)開催場所や参加者の層によっては、ふだん関心のない人達にも興味をもってもらえる可能性があるかも知れません。リーフレット、パンフレット、レシピ集等、お金と時間をかけて作成した媒体物の配架については、実際の参加者を分析するなどしてフォローしていらっしゃるでしょうか。労力に対して効果は妥当でしょうか。全ての事業に言えますが、実施ありきではなく、目的をはっきりさせて、マーケティングを駆使して本当に来てほしい人達を集め、その後の反響等から分析し効果の高かった方法を使って事業を継続してほしいと願っております。
  以前、会議場で同様の発言をした際、「それは難しい」と言われてしまいました。しかし、7月の事業仕分けで食育事業が一旦廃止になったのも、その辺りの問題ではないかと思っています。誰も食育が必要ないなどとは思っていないはずです。しかし、現場で活動されている方のご努力が評価され、予算がつくか否かは、仕掛け役、まとめ役として各事業の意義づけを行う行政の手腕にかかっていると思います。私達も研究、教育、社会貢献、大学運営等の「中身」について、常に厳しい業績評価を個別に受けています。よろしくお願いいたします。

2.Ⅰ-3(4)で、市民からの食品衛生に関する苦情・相談の対応が平成23年度に増えているようですが、どのような内容でしょうか。
 反対に、Ⅱ-3(1)の食品販売店への立ち入り時における健康食品や保健機能食品等の表示チェックについては、平成23年度は22年度の半数近くです。何か理由がありますか。


以上です。よろしくお願いいたします。

RE:RE:事業実績について

名前:静岡市食の安全 対策推進連絡会 事務局日付:2012/11/01 16:52:06

農業政策課からデータの提供を受けて、事業実績の資料を更新しました。

エコファーマーの年度ごとの新規、再認定の件数を追加してあります。

左上のPDFファイルからご確認ください。

事業実績の数値について

名前:三輪 憲永日付:2012/10/31 15:30:37

東海大学短期大学部の三輪です。事業実績の数値について質問させていただきます。
体系「Ⅰ-2(2)危害分析に基づき、重点監視指導を実施します」の中の、事業名「監視指導計画に基づく監視指導」の実績についてですが、平成21年度が18484件、22年度が20027件、23年度が21539件と年々件数が増加しています。
この監視指導については「各食品や施設のリスクをもとに年度ごとに設定された監視指導計画に基づき、市内で食品を取り扱っている施設の立ち入り検査を行う」となっています。
土曜日と日曜日を除いて毎日監視指導を実施したと仮定して、1年間で260日程度監視指導を行える日があると考えられます。23年度の21539件の監視指導を例にとると、単純計算で1日80件以上の立ち入り検査を行っている計算になりますが、実際どのような監視指導を行っているのでしょうか。
1日80件以上も立ち入り検査を実施して十分な指導ができるのでしょうか。複数の職員で毎日監視指導をしているのでしょうか。そうであれば他の業務への支障はないのでしょうか。

RE:事業実績について

名前:農業政策課日付:2012/10/31 10:57:51

 投稿ありがとうございます。
 当該年度に新規認定及び再認定したエコファーマーの人数を、内訳として事業実績に載せることは可能です。

事業実績評価に関して

名前:深沢 利司日付:2012/10/29 16:22:40

ヤヨイ食品の深沢です。
事業実績評価に関しまして、少し質問させていただきます。
Ⅰ-4(2)の23年度の実績で「細菌及び残留農薬の検査項目を増やした。食品中の放射性物質の検査体制を整備した。」(A評価)とありますが、検査項目は何項目増やしたのか。また放射性物質の検査体制をどのように整備したのか具体的に教えてください。

あと渡邊委員や大塚委員のご意見の中で、7月の市の事業仕分けで食育事業が廃止とありますが、経緯や内容について詳しく教えていただいてよろしいでしょうか。
よろしくお願いいたします。

食育の廃止について

名前:渡邊 良子日付:2012/10/28 19:58:58

 前回事業仕分けで食育の廃止について少し触れさせていただきましたが、行政の説明の仕方がとても気になります。
 市長も食育の事業に相当の危機感を持っている。団体の現場から聞こえてくる声を正直に行政にぶつけて欲しい。そうでなければ前に進まない。まじめさだけの価値よりも、本気でやらなければいけないとおっしゃっていましたが、先日担当課の職員の方が実際に私たちの活動の場を見ていただきました。感想はいかがだったでしょうか、静岡市は県内でも他の市町も認める自立した会です。
 11月2日には金沢市で行われる全国食生活改善大会で、厚生労働大臣賞を受賞することも決定いたしました。これも日々一生懸命活動している会員のお陰です。
 大塚委員もおっしゃっていますように、市民の食育の関心は非常に高いです。私は、消費者活動もしていますが、アンケートでは食に関することが1位です。
食育推進会議で市民代表の方も、食推のような活動をしているところに支援をと、おっしゃってくださいました。このような励ましをいただきまして本当に嬉しくて会員一同喜んでいます。
 行政と協働しながらより良い食育活動になっていけたらと思います。
 

事業実績について

名前:大塚 晶美日付:2012/10/27 01:30:43

 静岡県農山漁村ときめき女性の大塚と申します。
 先日、地産地消の料理教室を行い、多くの方々の参加をいただき、食育に対する関心度が高いことが伺えました。

 渡邊委員がおっしゃっていたように、7月の市の事業仕分けで食育事業の廃止について、今後の活動について不安に思っております。食育推進に対しての市長のご意見は伺ったものの、廃止と決定された上で、今後活動を行っていけるのかが気掛かりです。

 今回の事業実績についてですが、1点気になったことを述べさせていただきます。エコファーマーの推進についてですが、実績や評価について問題はありませんが、毎年農家が減る中で、エコファーマーがどの程度増えているのか内訳がわからず、実際に推進されているのかが把握しづらいと感じました。その内訳を事業実績に載せることは可能なのでしょうか。

RE:RE:米国及びカナダ産牛肉の輸入規制緩和について

名前:耳塚 久広日付:2012/10/26 14:02:41

回答して頂きありがとうございます。
米・カナダ産輸入牛基準見直しの主な論点は、①なぜ20ヶ月齢から30ヶ月齢へ変更したのか、②SRMから外した部位はどんな根拠をもって外すことにしたのか、ということになると思いますが、事務局が指摘されているように、最新の科学的知見にもとづいたよりわかりやすい説明が必要かと考えます。
また、「全頭検査=安全確保」について、全頭検査を実施するために検査体制(人員)を大幅に拡充することには無理があり、ましてやそれを外国に求めることはできないでしょう。また仮にそれを実施した場合、その莫大なコストは売価引き上げという形で、最終的には、消費者が負担しなければならないことなど、非現実的です。今後リスクコミュニケーションを実施することになった場合は、そのことも論点に加えた方が良いのではないかと考え、提言させていただきます。

食推による地区活動

名前:渡邊 良子日付:2012/10/23 21:29:34

 初めて参加させていただきます食生活改善推進協議会の渡邉でございます。
 食推による地区活動がBになっておりますが推進員が減少したにも関わらず前年度と変わらぬ活動をしております。
 評価とは少し意見の方向性が違うと思いますが、食推の活動を述べさせていただきます。現在会員は233名で子育て支援事業40回他に依頼、自主事業が150回程度市内で行われています。推進員の高齢化と減少で先行きが少し心配ですが、皆さん頑張って活動してくださっております。
静岡市は他の市、町と比べて殆ど行政に頼らず自立して活動していますので、会場手配、募集チラシ作り、配布、レシピ作成、材料の調達など忙しくしております。県の会費や運営費も会員負担の中、「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに地域の方たちの健康のお手伝いをしております。
 ボランティアですから多くは望みませんが、せめて子育て支援の募集だけでも市の広報にお願いできたら気持ちにゆとりができると思います。是非検討お願い致します。
 また、行政が行っている推進員養成講座の受講生が減少し本会への入会者も減っております。より多くの方が受講され、仲間が増えることを期待しています。
 一方、7月の市の事業仕分けで食育事業の廃止を聞き、家庭のやりくりをしながら日々活動している私たちにとってショックを受けましたが食育推進会議で市長の前向きの挨拶をお聞きし安心致しました。
  

RE:アクションプランの評価について

名前:健康づくり推進課日付:2012/10/22 18:23:57

ご意見ありがとうございます。
「食育推進店マップ作成」について回答させていただきます。
「食育」の範囲や捉え方は幅広く広範囲にわたるため、ご指摘のとおり食育推進店の定義付けの部分(例えば「食育推進」に関する項目選択や基準等)の設定が難しかった点により未実施となっています。
今後、食育推進事業全体の内容をより効果的なものへと見直しを行っていく中で、「食育推進店マップ作成」については今後の検討課題とし、「静岡市食の安全・安心アクションプラン平成24年度~平成26年度」からは除いてあります。

RE:アクションプランの評価について

名前:中央図書館日付:2012/10/17 10:58:39

市立図書館の取り組みにご意見いただきありがとうございます。
図書館における「食の安全」に関する資料の収集・提供の実績および評価の方法について回答します。「食の安全」に関する資料については平成21年度から平成23年度まで継続し同程度の冊数提供を目標としていましたが、平成23年度に実績が著しく落ち込みました。評価の基準が明確に設定されていますので、目標に対する冊数の実績としてはCですが、理由があるとして説明をコメント欄に加えさせていただきました。また「食の安全」に関する資料も内容は様々ですので、一概に購入冊数を実績・目標値とするのは難しいのですが、資料や期間を限定して貸出回数を抽出することが現システムでは困難であるため、実績として提出可能な数を目標としてあげさせていただいています。今後もその実績に対する背景はコメントで報告させていただければと思います。
なお、「食の安全」に対する資料収集のための予算を他資料とは別に設定はしていません。収集方針に従い図書を購入し、「食の安全」に対する資料を市民の皆様に提供していきます。

RE:アクションプランの評価について

名前:水産漁港課日付:2012/10/12 11:38:15

「由比桜えびまつり」について、回答させていただきます。評価の説明不足のため誤解を与えてしましましたが、平成24年2月25日に「由比港漁港新荷捌所開設式典」として、ほぼ「桜えびまつり」と内容は、同じものを実施しましたので、Bと評価させていただきました。

RE:米国及びカナダ産牛肉の輸入規制緩和について

名前:静岡市食の安全 対策推進連絡会 事務局日付:2012/10/11 17:16:17

投稿ありがとうございます。
ご指摘の通り、BSEについての規制見直しについては、「全頭検査=安全確保」という発生当初からの誤解が未だ根強く消費者の間に残っており、今後もより一層、科学的な見解に基づいた理解を広めていく必要があると考えます。
市としても、情報収集やリスコミ用資料の準備等の対応をしていく考えです。

アクションプランの事業評価資料はこちらです

「静岡市食の安全・安心アクションプラン平成21年度~平成23年度」事業実績(PDF304Kb) 

 

 

平成24年度静岡市食の安全・安心意見交換会委員

 

氏名(敬称略) 所属団体及び職名
伏見 良雄 しずおか市消費者協会

渡邊 良子

静岡市食生活改善推進協議会
耳塚 久広

生活協同組合コープしずおか
組合員活動部

赤堀 三代治 JA静岡経済連非常勤コンサルタント
ARMS代表
大塚 晶美 静岡県農山漁村ときめき女性
海野 雅人 静岡市水産物商業協働組合
深沢 利司 ヤヨイ食品株式会社 品質管理部
清水工場分室長
市川 陽子 静岡県立大学 食品栄養科学部
准教授
三輪 憲永 東海大学短期大学部 食物栄養学科
教授
海野 俊也 株式会社静岡新聞社
編集局 経済部 部長